新幹線の改札をピッだけで通れるスマートEXをモバイルSuicaでやってみた

どんなことも”初めて”には不安がつきまとう。

大阪まで行くことになったので、せっかくだから「スマートEX」で改札をピッと通ろう!

そう決めてやり方を調べたんですが、モバイルSuicaの話があまりなかったので、体験談をまとめてみました。

目次

モバイルSuicaでスマートEXを使えるようにするには?

まずは準備することがいくつか──

  • モバイルSuicaが使えるスマホ
  • 本人名義のクレジットカード
  • スマートEXの会員登録

最低限だとこれだけ。

スマートEX|JR東海・西日本

あらかじめ「モバイルSuicaの登録内容」をメモしておくとスムーズに事が進みます。これはアプリの画面で確認できます。

初期設定時に識別IDとしてメールアドレスを設定しているはず。ID番号は17桁の英数字の番号。

これらはスマートEXの会員登録時に必要になります。

実際に登録してみた

登録作業は全てスマホのブラウザで行いました(iPhone X)。

iOSは自動パスワード生成とキーチェーンが便利。ですけど、Safariで生成してもChrome(Google)と連携しているわけじゃないので注意。

登録自体は簡単。住所氏名など個人情報をさらけ出して、クレジットカードの番号を入れて、SuicaのID番号を間違えず入力すればいい。

この番号を間違えて、偶然にも別のSuicaを認識したらどうなるんだろう。

入力が済んだら確認メールが来るので、リンクを踏んでアクティベート完了と……。

これでもう予約できるようになっています。

さっそく予約してみた

クソUIに鈍足ページが多い日本らしさとは違って、スマートEXの予約フォームはシンプルで使いやすく、動作も早いです。

予約したい日を選んで、ある程度の時間を決めたらいくつか候補がでてくるので、そこから選ぶだけ。指定席を選ぶのもダイアログで◯号車を選べるようになっています。

ただ使いにくいのは、セキュリテイの仕様上どうしようもないけど、ブラウザやスワイプで一つ前に戻れないところですね。

間違えると最初からやり直しになるので、「あっ間違えた、戻ろ」て時にいつも通りスワイプしてよくハマりました。

スマートEXは早割が3日前からなのが嬉しい。のぞみは21日前から。

23:30〜5:30は予約サービスができないので注意

行きの予約を終えたあと、少し考えて帰りの予約もしておこうとサイトをみたら、23:30を過ぎてできなかった経験があります。

スマート早割は3日前が原則なので、これで1日すぎてアウトだとバカにできない出費になってしまいます。

予約時間は電車が動いている時にね! 予約照会はできますよ。

ドキドキで改札を通ってみた

バスが到着して改札を通るまで7分ルートか、それとも40分ルートを選ぶか。

発券機を使っても7分は無理だし、モバイルSuicaで通れるなら猛ダッシュで行けるけど、改札ラリアット食らって乗り遅れたらアホの極みすぎる。

そんなわけで40分ルートを選択し、コンビニで朝食を買い、改札に通る時がきました。

……無駄にドキドキするな。

人全然いないから「ピンポーン」しても、駅員がなんだアイツみたいな顔するだけだからいいけど。よくはないな。

スマホをリーダーにあてがうと、ゲートがガッコンガッコン踊り出し、機械が「行けるのか、行けんのかお前」みたいな感じでワイの予約を探している感。

これは初回使用だからでしょうけど、ちゃんと通れました。

こんな利用券が発行されるので、利用中くらいは所持しておいてあげましょう。値段も書いてあるから領収書がわりになるしね。

ちなみに帰りの改札は「ピッ」だけで通れたので、初回だけは多少時間がかかるみたいですね。……7分ルートだと確実にアウトだったな。

スマートEXでよくありそうな疑問質問

公式サイトでもまとめられますが、”特に”と思うケースをまとめておきます。

    すでにスマートEXに登録している交通系ICカードからモバイルSuicaに変更する場合
    乗り遅れた場合
    2名以上の予約をする場合

(1)はカードタイプのICでスマートEXに登録しており、スマホを買ったし折角だからこれでSuicaを使えるようにしよう! ──のケース。

モバイルSuicaにカードのICを引き継いだ時点で、それは使えなくなります。Suicaの識別番号も変わるため、スマートEXの登録情報を変更するか、新規で登録するかの方法になりますね。

(2)は割引対象でなければ、購入した区間内の自由席は利用できます。

スマートEXは乗車3分前まで予約に席変更も可能ですが、割引対象は最低3日前が条件なのと、指定席はすでに埋まっていれば移動しようがない点に注意すること。

そのため、自由席を選択するとかなり自由なんです(真顔)。

(3)はスマートEXでも複数人の予約と購入はできます。ただしICで改札を通れるのは1名だけです。

そのため2人以上は発券機を利用したほうが早いです。それか予約完了した画面をみせて、事情を説明して有人改札を通るか──こうなるとIC改札する意味なくね?

スマートEXでモバイルSuicaはおひとりさま御用達の方法かなと。

領収書に関しては利用履歴が3ヶ月以内まで。

発行は時間がかかるし、年度末でさあ計上するかのパターンは気をつけてください。領収書が確保できず計上すると脱税チャンスです。

みどりの窓口や券売機で待つ必要がなくなるのが最大のメリット

混雑時は平気で20分以上かかることもあるので、購入列に並ぶ必要がなくなるのがメリットのひとつ。特急券と運賃がひとまとめだからわかりやすいのも当てはまるかな。

「トラブル処理で今から博多行ってこい」と、東京支社から身ひとつで超急いでいるビジネスマンがいたとします。

スマートEXなら移動しながら自由席を予約して、そのまま新幹線の改札を華麗に抜けることができるため、最短かつ最速の方法といえます。

……難点としては、チケットレスだけど大して安くはならないところ。券売機で購入した場合と大きな差はないです。

単独で飛び回る交通手段としては便利かと思います。

「おまえまだ券売機で消耗してんの?」みたいに煽ってくるスタイル好き。

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

シェアお願いします!
  • URLをコピーしました!

コメントエリア

コメントする

目次