モバイルバッテリーの発火事故を防ぐための鉄則10か条

モバイルバッテリーの発火事故を防ぐための鉄則10か条

モバイルバッテリーを安全に長く使うために!

正しい知識と使い方で、発火事故を防ぐための10か条を実践しましょう。

10個のうち、いくつ守れているかな?

目次

モバイルバッテリーの発火事故を防ぐ鉄則メモ

  • PSEマークがついた製品を選ぶ!
  • 強い衝撃や圧力を加えない!落下や踏みつけに注意する!
  • 高温環境に放置しない!(車内、室内の窓際、コンロの近くなど)
  • 充電中は周囲に可燃物を置かない!
  • 膨らみ、異常な発熱、異臭などの異常を感じたら使用をすぐ中止する!
  • 指定された充電器やケーブルを使用する!
  • 水濡れに注意!電子レンジやドライヤーで乾かそうとしない!
  • 分解や改造をしない!
  • 使用済みのモバイルバッテリーは適切にリサイクルへ出す!
  • 定期的に製品の状態を確認し、劣化したものは使用を控える!

どうでしょう?全て守れてましたか?

中には「これは守っているけど、これははじめて知った」みたいな人も居るかもしれません。

ひとつずつ簡単に説明しますね。

PSEマークがついた製品を選ぶこと

PSEマークは製品のどこかにあるはずです。なければマズいですね。

PSEマークは、電気用品の製造・輸入・販売を事業として行う場合の手続きや罰則を定めた法律(電気用品安全法)の審査をクリアした証明です。

これが有ると安全性が信頼できるし、無ければ違法だったり粗悪品の可能性が高くなります。

強い衝撃や圧力を加えないこと

リチウムイオンバッテリーは振動・衝撃に弱いです。

それではここで、ちょっと圧をかけたら燃えちゃうバッテリーの様子をご覧ください。

バッテリー内部の液体が漏れると、もれなく火災になります。強い衝撃を与えたり、踏みつけてしまった場合は、バッテリーが膨らんでないか確認しましょう。

ゴミ収集で火事が起こる原因は、バッテリーの不法投棄が多いです。

プレスで挟むと「ボン」って爆発するし、焼却炉内でやられると使えなくなるしで、業者は大損害をこうむります。捨てるならちゃんとリサイクルの手続きを取りましょう。

高温環境に放置しない

高温環境とは、車内・室内の窓際・コンロなど火の近くなどがあります。

特に車内に放置したバッテリーの火災事故が多いですね。真夏の炎天下だと、70度を超えることもあります。

そんな環境にバッテリーを放置したらどうなるか……は、JAFのこちらが参考になると思います。

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充電中は周囲に可燃物を置かない

可燃物は紙とかホコリなど、燃えやすいものが該当します。

特に急速充電器で充電すると、コンセントと本体がかなり熱を持ちます。そんなところにホコリをたまらせておくと、火事の原因になりかねません。

充電するさいは、近くに物がない平らな場所がベストです。

膨らみ、異常な発熱、異臭などの異常を感じたら使用を中止する

SNSではモバイルバッテリーが膨らんだ体験をよく見かけます。

https://twitter.com/goal35330456082/status/1800034300336947421

リチウムイオンバッテリーはどこのメーカーでも劣化はするし、経年劣化もするし、使えば使うほど劣化していきます。膨らんだらもう火を吹くのもカウントダウン段階なので、速やかに処分しましょう。

指定された充電器やケーブルを使用する

購入した製品に付いてくるケーブルや充電器は、保安基準を通っているので、安心して使えます。

でもモバイルバッテリーは、ケーブルが付属することが稀。

じゃあどこで買うのかっていうと、高価でも電器店で安全なものを選ぶべきですが、100均でも売っていますよね。

DAISOなど日本企業が扱っているなら、発火原因になることはイメージダウンで損害にしかならないので、まだ許せる範囲の質で販売しているはずです。

問題はワゴンセールとか、中古やジャンク品でどこ生産もわからない謎ケーブル。

それを使って火事にでもなったら、どこにも文句はいえません。なので、せめて保安基準をクリアした100円以上のちゃんとしたメーカー品を使うべきです。特にスマートフォンなど精密機器を充電するならなおさら。

水濡れに注意し、濡れた場合は電子レンジやドライヤーで乾かさない

モバイルバッテリーが濡れた場合は、漏電や感電の原因になります。

コネクタ部分が濡れた状態で充電すると、ショートしてお互いが壊れる可能性が高い。

充電中はバッテリー部分が熱くなりますが、決して保冷剤とか水で冷やそうとしてはいけません。通気がよく暗所の場所で静かに充電するのがベスト。

よくモバイルバッテリーで充電しながら手に持つ人がいますが、手汗が原因で感電するとか、故障の原因にもなりますので、やめるようにしましょう。

分解や改造をしない

バッテリーは分解してどうにか修理できるものじゃありません。

劣化したり壊れたら買い替えるのがベスト。

科学好きなら構造がどうなってるとか気になると思います。自由研究などで子供が「分解したい!」とかいったら、全力で止めましょう。

使用済みのモバイルバッテリーは適切にリサイクルに出す

モバイルバッテリーは家庭用ゴミで捨てることはできません。

リサイクルに出す先は、家電量販店やホームセンターに自治体の役所など、回収用のリサイクルBOXに捨てましょう。携帯・スマホはキャリアで引き取ってもらうこともできます。

もし膨らんでいる状態など危ないようなら、回収対象外になります。

その時は事前に連絡して、回収方法を相談するようにしましょう。

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定期的に製品の状態を確認し、劣化したものは使用を控える

保証期間に膨らんだり、極端な劣化をするようなら、交換になるはず。

だいたい3年も使い続けると、MAX容量の60%前後まで落ち込みます。それ以上使い続けると、充電頻度が多くなり、劣化がよけいに早まってしまいます。

この状態でムリに使い続けると、充電中に膨らんで発火する原因にもなるので、バッテリー容量の減少には注意してください。スマホなら容量を見れたりします。

劣化しても製品を使い続けたいのなら、メーカーに交換を依頼するか、新しく買い替えるのがベストですね。

まとめ:使い方が雑いほどバッテリーは危険な存在

およそ10項目のチェックを説明しました。あなたはいくつ守れていたでしょうか。

特に注意するべきは、バッテリーで充電しながらスマホを持ち歩いている人ですね。スマホを使用しながらの充電はそもそも推奨されていませんし、充電の発熱もかなり高くなりやすい。

手汗で感電したら目もあてられないし、バッテリーとスマホを同時に落として、画面パリン&バッテリー発火……なんてなったら、どうしようもなく後悔するはずです。

充電中は静かに、平らな場所に置いて、充電してあげてください。

バッグの中など、密閉されて熱がこもりやすいのもアウトです。

正しい使い方を愚直なほど守るのが、製品を長持ちさせることになります。安心安全を第一にモバイルバッテリーを大切に使ってくださいね。

モバイルバッテリーの発火事故を防ぐための鉄則10か条

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