スマホの契約は、一見シンプルに思えます。
でも実際には、プランやオプションが複雑に絡んでいることが多いです。
特に初めてスマホを契約する若年層にとっては、何を基準に選べばよいのか、どのように契約を進めればいいのか分からず、損をしてしまうケースも少なくありません。
この記事では、スマホ契約で損をしないための賢い選び方を6つのステップに分けて解説します。
これを読んで、自分に合ったプランを見つけ、納得のいく契約を結びましょう!
スマホ契約で損をしないための賢い選び方を6つのステップ
1. 自分の利用スタイルを把握する
まず初めに考えるべきは、「自分がスマホをどのように使うか」という点です。
スマホを契約する際、最適なプランを選ぶ基準は、自分の利用スタイルにあります。
主な利用スタイルの例
- 通話メイン:友人や家族と電話を頻繁にする場合は、通話定額プランを検討しましょう。
- データ通信メイン:SNSや動画視聴が多い人は、データ容量が大きいプランが必要です。
- バランス型:通話もデータ通信もそこそこ使う場合は、両方にバランスの取れたプランが向いています。
アクションポイント
自分が一日や一ヶ月でどれくらいスマホを使うか、ざっくりでもいいので把握しておくと選びやすくなります。
スマホでYouTubeやライブ配信など、ストリーミングを頻繁に見る目的なら、データ用量は大容量にするか無制限にして、従量課金はやめたほうがいいです。
また、Wi-Fi環境をどれだけ活用できるかも考慮しましょう。
2. 各キャリアのプランを比較検討する
主要なキャリア(ドコモ、au、ソフトバンク)と、格安SIM事業者(楽天モバイル、mineoなど)のプランを比較することが大切です。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
大手キャリアの特徴
- メリット:通信品質が安定しており、全国どこでも使いやすい。
- デメリット:料金が比較的高め。
都市部に住んでいたり、行動範囲が人口集中地帯が多いなら、大手キャリアを選んだほうがいいです。
なぜなら、格安SIMだと人が多い施設内で通信が途切れることもありますが、大手キャリアはその心配がほとんどないからです。
格安SIMの特徴
- メリット:料金が安く、シンプルなプランが多い。
- デメリット:混雑時に通信速度が遅くなることがある。
格安SIMはライトユーザー向けの設定で、大手より月額を抑えられることがメリット。
ただし、通信性能はけっして良いとはいえないので、インターネットをメインで使う予定だったり、デザリング目的だとおすすめできません。
月額料金、データ容量、通話オプションなどを細かく比較しましょう。
一見安く見えても、条件によっては追加料金が発生する場合もあるため、注意が必要です。
3. 契約内容を細部まで確認する
契約時にしっかり確認すべきポイントをリストアップしておきます。
チェックポイント
- 契約期間:自動更新や最低利用期間の有無を確認。
- オプションサービス:不要なオプションが付帯されていないか。
- 端末代金:分割払いの場合、総額や手数料を確認。
特に「オプションサービス」は隅々までチェックしましょう。
店舗契約だとセット売りされることが多いですが、やんわり断りましょう。
もし断れない性格の人なら、オンライン契約をおすすめします。
オンラインならオプションはこちらで選べるし、手数料も低めですし、店舗内で待たされることもないからせっかちにもおすすめです。
注意点
特に不要なオプションが契約に含まれていることがあります。
たとえば、機器の保険やサポートサービスだったり、特に有料アプリの無料お試し期間など、契約時に付けられることが多いので、必要かどうかを冷静に判断しましょう。
保険は大事に扱えば必要ないですし、修理などが必ず無償になることもないので、「必要に応じて」考えるようにしましょう。
4. 店舗スタッフの説明を鵜呑みにしない
スマホ契約の際、店舗スタッフが親切に提案してくれることが多いですが、すべてが自分に合った内容とは限りません。
スタッフの提案を確認する際のポイント
- 「なぜこのプランがおすすめなのか?」を具体的に聞いてみる。
- 「本当に必要なオプションなのか?」を自分の利用スタイルに照らして考える。
はじめてスマホを契約する方にとっては、どのプランが最適かなんて、実際のところわかりません。
自宅にWi-Fi環境が整っているなら、データ通信はそれほど重要じゃないし、外出時にずっと見ていたいほどヘビーユーザーになるとも限らないので、「データ容量プラン」を決める時は慎重になるべきです。
いきなり最大を提示してくる店員はいないと思いますが、バランスとして”中間”を提示したら、改めて自分が「スマホをどう使うか」を考えたほうがいいでしょう。
じっくり悩みたい方は、オンライン契約にしたほうが良いですし、対話しながらメリットを見出したいなら店舗で契約がいいでしょう。
「今契約しないと損する」というような急かし文句には注意しましょう。
一度持ち帰り、冷静に考えてから契約を進めても遅くありません。
5. 契約書をしっかり読む
契約書は、難しい専門用語が並んでいることが多いですが、自分の権利や義務が明記されている重要な書類です。
読むべきポイント
- 解約条件:解約時に違約金が発生するかどうか。
- 料金プラン:月額料金や追加料金の条件。
- 端末保証:破損や故障時の対応内容。
リース・割賦契約中の解約は違約金がかかる内容になっていることが多いですが、その「年数」をしっかり照らし合わせたほうがいいです。
大抵はリースと割賦期間中は解約やMNPができないような契約内容ですけど、期間が終わってからも続く解約・違約金が発生するような契約内容は、明らかに悪徳なので注意しましょう。
料金プランは本来、途中で高いプランにしたり安いプランにしたりと自由があります。
注意するべきは、端末割引の条件として「◯プランじゃないとダメ!」の制限をかけてくる契約です。
もしこの契約を受け入れた場合は、指定された契約期間まで解約はできないし、あまり使わないのに安いプランに変更できないと不便になるので、「途中のプラン変更」は必ず確認しましょう。
注意点
内容に疑問点があれば、その場でスタッフに確認することが大切です。
「後で気づいて損をした」とならないよう、時間をかけて確認しましょう。
6. 消費生活センターを活用する
契約後にトラブルがあった場合や、不安に感じる点がある場合は、消費生活センターに相談することをおすすめします。
どのような場合に相談できるか
- 契約内容が説明と異なる。
- 不要なオプションが勝手に追加されていた。
- 解約がスムーズに行えない。
相談する際は契約書類が必要になるので、必ず保管しておくようにしましょう。
このようなトラブルに巻き込まれないためにも、契約内容と契約書類に不都合な点がないか、契約時に確認できることが理想ですが、初めて難しい書類と対面したら、なかなかそうはいきません。
店舗での契約時は、カスハラ対策で店員との会話は基本的に録音されているので、「店員がいっていた内容と違う」でも通る可能性はあります。
そういう相談は、消費生活センターに相談したり、以下の「消費者ホットライン」から相談をはじめるなどしましょう。
- 消費者ホットライン:188(いやや)に電話すると、最寄りの相談窓口に案内してくれます。
まとめ:スマホ契約は慎重に選ぶべき!
初めてのスマホ契約は、分からないことが多いですが、今回の6つのポイントを押さえておけば損をするリスクを減らせます。
- 自分の利用スタイルを把握する。
- 各キャリアのプランを比較する。
- 契約内容を細部まで確認する。
- 店舗スタッフの提案を冷静に検討する。
- 契約書をしっかり読む。
- 必要に応じて消費生活センターに相談する。
スマホは生活の一部になる大切なアイテムです。
納得のいく契約を結んで、快適なスマホライフを楽しんでください!
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