餃子消費量日本一の陰にある統計マジック

2018年の餃子購入額日本一は……?

長らく餃子日本一の座を競い合っている浜松と宇都宮の両市。

2018年の餃子購入額の調査結果が発表され、その結果……浜松市が日本一に返り咲いたらしい! すっごーい!(棒)

一市民だからこそ、浜松市の喜びようがすごい怖い。その理由を書きます。

購入額の集計方法が浜松市にメチャ有利な件

統計問題で渦中の厚労省は、開会中の予算委で司法ごっこが行われています。更迭された人を参考人に呼ぶとか、死体蹴りもいいとこですし何をしたいのだろう。

問題となっている統計については、勤労統計の数値を都合のいいよう偽装したのか、もしくは単純にミスなのか、などの議論が行われています。

──偽装・隠蔽の方向で進んでますが、統計データは1桁の間違いはもちろん、抽出箇所がずれるだけでも変動します。

「全体の何%から無作為抽出したデータで前年と照らし合わせて──」みたいな数値だから、限りなく実測値に近い希望的観測値みたいなもの。そのためデータの受け取り方(解釈)でも変化するんですね。

そのいい例が「浜松vs宇都宮の餃子戦争」です。

浜松と宇都宮で違う食卓にある餃子の存在

あらかじめ餃子購入額の採取方法から説明すると、「1家庭がスーパーやテイクアウト店から購入した額」で算出しています。

ちなみに人口は、浜松市が約70万人、宇都宮市は約50万人。

そして決定的なのが、餃子を家で食べるか、それとも外で食べるかの違い。

宇都宮市は実際行って実情を知っていますが、餃子店は持ち帰りより店内での食事がメインです。例えればファストフードみたいな立ち位置ですね。

一方浜松市は餃子店がコンビニ並に乱立しており、食事ができる店もありますが持ち帰り専門が多いし、各スーパーで販売も多く後援力がぱないです。

なので1家庭あたりの餃子購入額の調査は浜松市が圧倒的に有利! むしろ人口多いのになんで負けてんの? と疑問に思うレベル。

消費量で日本一になったことくらいしか自慢がない浜松の餃子

まあ市民として1位は喜ばしいことですが、些か大げさに喜びすぎだろうと……。

それは各メディアの記事でも温度差が書かれていますね。

餃子購入額の調査結果が浜松市が1位に 独身はデータに反映されず疑問|ライブドアニュース

地元新聞でも記事になりまして、文面からだと浜松側は「うおーやったー! ざまみろー!」て感じに対して、宇都宮側は悔しさを押し殺しているみたいに受け取れました。

調査実態を知っているので、私は浜松の喜びように引いているわけです。

人口はこちらが多く、テイクアウトの後押しもある。何より大事な味と接客で1位になっているわけでもないのに、JRの駅を外れればここだけしか使えない交通ICカードで外部の観光客は現金が強要される不便さ。

浜松市に宇都宮餃子の店はないけど、宇都宮も同様なので、お互い内心でぴりぴりなんでしょうね。でも静岡市には宇都宮餃子の店があります。同じ県内なのに関係性が面白いなと。

宇都宮餃子館|静岡市葵区両替町

各報道も浜松と宇都宮の”温度差”を強調しているので面白いです。

【関西の議論】餃子の購入額、堺市が急上昇、全国3位に 宇都宮、浜松に次ぐ理由|産経新聞

大阪で餃子店はたしかによく見かけましたね。スーパーで販売も結構盛んなようで、食い倒れの新しい要素に根付いているのかもしれません。

宇都宮も1位の某市はもう放っておいてあげよう感覚で、下から来る都市に負けないよう努力をすると、株式IRで最強のコメントをしてくれているので、今後も伸びていくでしょう。

集計方法変えたら一気に順位が落ちたりしたら面白いんだけどな。