そりゃあ、昭和マンと現在を比べると、無料で運動できる場所なんて全く無くない?
2019年度「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」
「全国体力・運動能力、運動習慣等調査」とは、小学5年生と中学2年生を対象にした体力測定です。昭和マンには「スポーツ測定」が伝わりやすいかと。その結果を受けて長官は、「小5男子の体力低下が顕著」と苦言した、らしい──。


この結果はスポーツ庁のHPで誰でも見れます。キレイにまとまっているけど、「言うほど変わってるか?」とも感じます。てかPDF分割せず見出しつけてくれよ……。
ボール投げの能力低下が顕著、若者のやきう離れ?
全ての計測競技に、過去と現在で大した差は出ておらず、むしろ食生活と体力作りの効率化で、”体力測定”に関しては現在の子供のほうがつよい(確信)、とデータにも現れています。やったね!社畜が増えるよ!

中でも能力低下が顕著なのは「ボール投げ」の競技。ソフトボール投げとハンドボール投げですね。
何故だろうと考えれば簡単な話。どこの都市に無料でボール投げをしても怒られない場所があるんだい? ってやつ。ボールの投げ方を知らない子どもが多くなっているのではないでしょうか。なので野球やソフトの団体に所属していない限り、ボールを投げる動作が身につかないと思われます。
河川敷で傷心を石に込めて投げる風景も、すでに昭和グラフィティです。水切りが男のステータスだった時代は終わったんです。むしろ私の場合、それが出来る(広い)川がなかったよ。
でも面白いことに、プロ野球の記録は過去を覆すことが多くなってますよね。それだけトレーニングの効率化が進んだんだなぁと思うし、食と睡眠の解析が進んだんだなぁと……。その一方で全くやらない人が増えたため、平均値が下がっていると予想出来るから、進化を考える上で面白い調査結果と思います。
そもそも公園が狭いうえに機能していない件
各自治体に公園は大抵ありますけど、そこで子どもの姿を見ることはほぼないですね。

子どもの声が騒音とされる時代だし、公園は皆で集まって無線通信して黙々とゲームする場所です。騒いだらいけない環境にしたのが大人だから、「ゲームばかりして」と苦言するのも可笑しな話です。
一方で観光向けの”運動公園”は盛況。ショッピングならモール、郊外ならイオン!
保安の関係もあるでしょうが、”家族で”行動する姿を昔より見るようになった気がします。これはこれで健全な有り方と思う一方、日常に体を動かすべきとする運動能力の向上に関しては、どこかで補う必要があるでしょう。ならその役目を負うのが学校ですよね。大型スーパーじゃねぇよな。
タワマン全体を運動公園にする必要性も出てくるのでは?
集合型住宅は、住居として効率はいいものの、運動不足を促進するのは否めない。
最近は商業施設も同居するタイプも多くなっているから、そのスペースを運動公園にしてはどうだろう。むしろタワマンを1階から歩いて屋上まで歩けば、トレッキングと同様の効果も得られるのでは? それは運動不足の解消にはいいだろうけれど、運営する上で収益化が出来るかどうかが課題でしょう。
ブルジュ・ハリファの外にスロープがあって、そこを走れるなら、低酸素トレーニングもできそう。
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