伝説のETカードと全然ナイスじゃないと評判のナイスパス

浜松市には独自の交通ICがあって、その名前は「ナイスパス」といいます。Suicaよりも実装は早かったので、交通系ICカードとしては日本初といえます。自慢出来るのは日本初くらい……。

で、現在は完全に足を引っ張っていますね。Suicaと連携できないから、浜松市内の私鉄でしか使えないのよ……。

んで5000円分のETカードをもらったんだが

そんなわけで浜松市の交通電子マネーは「ナイスパス」ですが、この前身もあります。

その名は「ETカード」! 早い話、チャージできない買い切り型プリペイドで、形状はテレフォンカードと同じ。テレカを知らない人は、別に知る必要はないから、コンビニで売っている課金カードと同じ物だと認識してくれればいい。

ちなみに私は使った記憶が全くない。差し込むタイプのカードで、どのように運賃を支払うシステムだったのか、それだけが気になるくらい。ETカードはかつて”ギフト目的”でよく送られた。遠鉄グループなら支払いに使えるので、それはそれで便利なんだけど、結局浜松市くらいでしか使えないのが不便すぎた。そしてナイスパスの導入により、役目も終わった。

──そんなレガシーが現在になって掘り起こされた。

5000円分のカードだったのでなかなか痛い損失。でも、もう換金出来なければ、使える場所もないんじゃない? そう思っていたのだが……

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換金とナイスパスへのチャージはまだ出来ることに驚く(2020年1月31日まで)。このために浜松駅まで出向き、5500円分のチャージが出来たわけですが──そんなに乗らないんだよなぁ。

チャージ金額がネットで見れないのがナイスじゃない

ナイスパスはFeliCa内蔵のICカードなので、ICリーダーがあれば読み込むことができます。

Androidなら「ICリーダアプリ」を使って読むことが出来ました。でも全てのアプリで読めなかったので、ここでもガラパコス状態になっていることが伺えます。「おサイフケータイ」対応端末ならチャージ金額がわかりますが、iPhoneだと読めないので「今いくら残ってたっけ」な時に不便。

オートチャージ出来るようになったのも割と最近。産まれたのは先端でも、時代の潮流に乗るどころか溺れているんだよなぁ……。

だってSuicaはモバイルでほぼ全て対応しているじゃないですか。おまけに全国のコンビニで使えるし、対応レジならどこでも支払いが出来る。JRは東西の管轄で乗り換え時にタッチが増えるものの、それ1枚で全国を旅することも容易。

一方ナイスパスは、静岡県内でもごく一部じゃないですか。静鉄だってSuica連携してんぞ。

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「他県民の方の為に説明すると、静岡って実際こんな感じで県としての統一意識がなくてバラバラなんです」そんな一文とともに投稿されたのは、ツイッターユーザーのEMO|ますいま(@Masuima_0911)さんによって5分割

”静岡県勢力図”はだいたいあってる。……確かに浜松市は静岡県内でも発達している方。工業系の大企業が産まれた場所でもあるし、それを自慢にこれまで頑張ってきた感じがある。

住んでいて特に不満はないけど、しいていえば公共交通がクソすぎるので、車がないと死ぬレベルな不便さが挙げられます。なので歩くことが極端に少なくなるんですよね。首都圏のほうが足腰が強い老人が多いのも頷ける。

最近はインバウンドも増えていますが、現金を持たない電子マネー主体の国柄に合わせる必要もあるんじゃないかな。いちいち金数える手間も省けるでしょうに。

外国人観光客がモバイルSuicaを入れたら、外貨チャージすれば全国の主要交通で使えるでしょ。でもナイスパスにチャージすれば、それはもう一期一会じゃないですか。「ここ以外には使わせないぞ!」の強い意志を感じざるをえない。

いい加減、Suicaに寄り添って欲しいと切に願っております。

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