「Think Civility」を読んで

「Think Civility」を読んで書評

最近「Think~~」シリーズが増えていますが、私が読んだのは「Think Civility」です。

”Civility”は「礼儀作法」の意味があります。ようは社会ルールとかマナーに関することを書いた本ですね。内容は……、すごく当たり前のことして書いてないけどな!

「Think Civility」が待っている読者

  • 「背中で語る美学」を目指したい人
  • 昇級したけどチームの引っ張り方がよくわからない……
  • 「紳士とは何か?」を知りたい人
  • 出来る上司像を具体的に知りたい・研究したい
  • 「ヒャッハー!」と世紀末な職場をなんとかしたい

など、かな?

礼儀作法(マナー)に関する記述が多く、それが何たるかを知らない方にとっては響くかもしれない。例えば「君って無礼だよね(直球)」と面を向かって言われたとか、陰口や噂で耳にしたとか、そういう境遇にとっては、打開するキッカケのひとつになると思います。

「無礼な態度」が書かれていることが既に面白い

日常生活のどこでも、たまに「ムッ」とする行動をする他人を見かけますよね。

これって自分から見た他人が「ありえない行動」を取っているだけで、当人にとっては「当たり前の行動」なんです。咳をする時はハンカチや服で抑えるのがマナーですが、無駄にデカイ咳をする人を見かけることもあるでしょう。その人はそれが当たり前の世界で育ってきただけで、ハンカチで抑えることがマナーと知らないだけの話。

無礼な態度と感じるのは、価値観の違いから来る感情でしかありません。

マナーは「他人を不快にさせないこと」を前提としたルールです。それは他人に配慮した行動ですから、知っている同士なら不快に思うことはありません。何しろ”ルールの範囲内”ですから。

マナーを知らない人が読むべき一冊かも

「Think Civility」が刺さる人は、おそらく……最近マナーを気にしはじめた方じゃないかなと思います。既に知っているなら特に学ぶ内容はありません(純粋な感想)。

小さなソーシャル(学校・会社)にも多くの人が居るわけで、それぞれの価値観は違います。意思統一をすれば”反感”の感情すら浮かばないため、究極のブラック洗脳企業のやり方は、社員同士のいざこざを減らすためには有効かもしれません。でもそれが社会のビジネスモデル全てに適用出来るか? ──となれば別の話。

接客業で横柄な態度を取れば、客は二度と関わりたくないと思うし、商談の場においても同じことがいえます。人を不快する態度は、小さな集団内なら権威を示すのに有効ですが、外に出るとリスクでしかないわけです。

そういう具体例が書いてあるので、心当たりがある方にとっては「悔い改めよう」と感じる内容もあるのではないかと。

私にとってはすごく当たり前の内容ばかりだったので、「それな」「いるいる」みたいな感じで読み勧めていました。面白くはない、かな。

無礼なヤツを正すくらいなら距離を置くほうが楽

「マナーがなってない人」というのは、マナーを知らずにここまで来た人のこと。親がそうだったから真似ているだけとか、周囲にそういう人しかいなかったから、という境遇が多いと思います。

新卒入社のタイミングは、よくマナーについての論争が行われます。

ただ冷静に考えてみてほしい。学校で具体的にマナーがなんたるかなんて、授業で教えてくれる内容じゃないですよね。それは人と触れ合うことで、自然と学んでいることです。そのたびに「最近の若い者は~~」と愚痴を聞かされるわけですか……。

「そう思うなら教えてあげようよ!」と

それが部下であれば、恥をかくのは巡り巡って自分に来ますからね。自分が良い規範となって、下に礼節を教えるいい例となればいいのではないでしょうか。喋る時の表情、歩き方、食事の作法、物を頼む時の言い方、などなど……。

「○○さん格好いい」と思われれば、自然と後ろを付いてきて、格好いい部下が増えるぜ!

みたいなことが、この「Think Civility」で学ぶことが出来ます。もう教本にすればいいんじゃねかな。

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