インターネット技術のおかげで、自宅にいながらでも仕事はできるし、友達と会話ができるし映画もみれる。世界中がそう気付きはじめた。
影に隠れてはいるが、ネット回線の混雑が止まらない。
ブロードバンドに限界はあるのだろうか
新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、簡単な方法が「自宅待機」です。ウイルスが死ぬまで、人と会わなければ感染する理由もない。ヤツが餓死するか、それとも人間が餓死するか……。世界は今、そんな戦いをしているわけです。
今はネット回線のおかげで、いつでも、どこにでも繋ぐことができます。
SNSで一日中おしゃべりができるし、動画見放題を見尽くすには24時間じゃ足りないし、グループ会話で小さなコミュニティの話し合いもできる。クラウド上でデータファイルを共有していれば、離れたデスクに書類を届ける必要はなくなる。社内を徒歩移動するより早いし、明らかに効率がいいのでは?
──というわけで、強制ヒッキーが増えてしまった結果、ネット回線が世界中で大混雑しているらしい。

動画サービスは画質を下げるなどの対策をしている
各種動画サービスは、自宅で悶々としている人々に、有料サービスを一般開放するなどして、ユーザーに娯楽を届ける取り組みをしています。これが一昔前なら、ビデオ屋にマスクをした集団がなだれ込む映像だったでしょう。
YouTubeは良くも悪くも平常運転。ただし、トラフィックの増加による遅延防止のため、画質を一時的に落とす対策をしています。

プライムビデオやネトフリなど、動画サブスクも目立って「ヤバイ」とは聞かない。……もともと混雑時は低レートにするし、ストリーミングとダウンロードを選べるし、世界を相手にしている配信サービスだから、同時接続の見込みも多く見積もっているのでしょう。
ただし、AV配信サービスはその限りじゃなかったですね。やはりエロのパワーは世界共通で力強いことがわかりました。
SODは「自宅待機を応援!」ということで、AV200タイトルを無料配信にした結果、すぐさまサーバーがダウンしてしまう事態に。どさくさで会員情報流出もかまして、ネットの歴史に1ページを咥えました。

完全にネットインフラに頼ると通信ダウンする可能性も
ネット回線が混雑しはじめたのは、特に仕事関連(テレワーク・リモートワーク)の利用が一気に増えたことが要因とされる。

Zoomの利用が簡単だと気付き、利用者は1000万から1億規模まで膨れ上がる。中でもすごかったのは、急激なユーザー増でもバックエンドまで死ななかったこと。……まあセキュリティは死んでましたが。
オンライン会議に授業が当たり前となり、「ビデオ通話」の通信が特に増えている。それも数十人規模で。
授業は一部の大学のみだけど、これが小中高まで一斉だったら──。ネット回線がパンクしていたでしょうね。義務教育は教える範囲がほぼ決まっているから、Eラーニングでいいだろと思いますが……。
半ば無理やりにネットインフラへ移行したことで、「あれ? 意外といけるやん!」とはなっているものの、リモートにできない職種もまだまだたくさんある。製造ラインをリモートできれば、それもう従業員いらないよねってなるし。常駐勤怠ソフトでサボりも露呈するようになり、仕事しているフリがバレやすくなっている。
5年後10年後の未来予想図が、自分に合っているかどうか。それを精査しやすい現実になっている感じがします。
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