由比駅の真裏にある店なのに、徒歩で10分くらいかかるのは何故だい?
それはね、線路の下を通る選択肢がないからだよ。
「ごはん屋さくら」で静岡らしさを食す
由比駅に着いた時は「ごはん盛り盛りは勘弁願いたいなぁ」と思っていたけど、紆余曲折により腹ペコになったマン。迷わず「静岡てんこ盛り丼」を注文。見よ! 静岡の代表する海鮮丼を!

桜えびといえば静岡。由比といえば桜えび。生と釜揚げが載る丼! ──ならでは、ですな。
遠州灘と駿河湾は生シラスも有名。通常は釜揚げシラスのみ。だけど「今日は生もあるよ!」とそそのかされ追加。──ならでは、ですな。
マグロの水揚げ日本一は静岡県。多くのマグロは静岡を経由し、全国に飛んでいく。刺身の王も鎮座する海鮮丼、それが静岡てんこ盛り丼。
静岡てんこ盛り丼は1800円。生シラス追加で200円追加でした。うん、まあ、サービスなわけないよね。

生桜えびはヒゲをカットする謎技術が発達して食べやすくなっている
過去に食してきた桜えびは、ヒゲがちくちくして、旨さよりも痛くてメンドイが勝っていた。だが、技術の発達により、最近はヒゲをカットした物が主流らしい。……うん、確かに生でもちくちくしなくなっている。
「味は?」と問われると、返答に困る。
生も釜揚げも特段に旨いわけでもない。個人的には、乾物とかき揚げのほうが香りが楽しめると思っている。最近は漁も芳しくないと聞いているし、鮮度の問題もあるかもしれない。とはいえ相変わらずというか、感動するほどじゃない。
生シラスはちょっと気づきがあった。
遠州灘近くに住むので、生シラスはスーパーでいつでも買えるくらいだからよく食べているし、港のイベントとかで鮮度バツグンを食べる機会もある。生シラスは鮮度が命で、良い状態ほど苦味がなく甘みが勝る。ここで食べた生シラスは、鮮度が良いことは状態を見てもわかる。けど、甘みがいつもと違うし、食感も違う。……これは、イワシブレンドが違うな?
遠州はマイワシが多いけど、こっちはカタクチが多いのかな。甘みよりも魚らしい味が優先されている感じ。まるで白魚のようや~。わさび醤油をかますといい塩梅。
マグロは無難にうまい! う~ん、さすがマグロ。分厚いから食べごたえもあります。
由比駅からの徒歩勢は素直にタクシーが無難
ごはん家さくらは、由比駅に降り立って反対側に存在する。

ここで気づいてしまった。線路を越える手段がなくない? え、まさか、今どき地下道ないとかあるわけないでしょ。ホラここに地下道が……。駐輪場じゃねぇか!
というわけで、右左どちらかのルートから線路を越えないといけません。駅のホームから見える店なのに、徒歩だと約10分くらい必要になる魔法。私は由比港をついでに見るという体で”右”を選択。左はR1への合流があるのは知っているけど、歩道があるかが不明だからなぁ。
辺鄙な駅なのに、何故かタクシーが数台いる理由がわかったよ……。
たとえ足腰が元気でも、この遠回りは精神にくるし、なによりも暑い。それなら時間稼ぎムーブを阻止してタクシーを利用するほうが賢いと思う。
次は車で来よう、そうしよう
前日まではかき揚げの「駿河丼」を頼むつもりだったので、次はそちらを食べてみたい。清水から富士へ抜ける道はここのR1が主流だし、バイパス経由なら絶対に通る道。それ故にドライブインとしての役割を果たしている店でした。
自転車の休憩所としても活用されているようで、ドリンク補給も行っていましたね。たしかにここ通るしかないよなぁ。R1バイパス通ってると大型の風圧で飛んでいきそう。
電車で来る人は線路をまたぐまで距離があることに注意してください。真夏の照りつける太陽はキクし、冬は冬で風が強くつらみがあるでしょう。
でも値段相応のボリュームだし、あおさ汁もうまかったし、来たかいはありましたね! 海鮮丼以外にも定食メニューが豊富だし、日替わりもやっているのでどうぞ!

並びは名前を記入して車内で待てる系。徒歩で来ている俺は一瞬どうしたらいいか迷った。
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