何度か名古屋に来ても、意外と”名古屋めし”を食べる機会ってない。豊橋が近いし、静岡西部は味噌文化に侵食された土地だから、”本場”でわざわざ体感するのもなぁ……と思っていた。
一応調べてみたところ、「玉子とじラーメン」という気になるワードが!
歴史ある名古屋の玉子とじラーメンは体にヨシ!
プチイベント後に店に到着。23時にホテルを出て、萬珍軒まで一直線なら、ラーメン食べて電車で一駅にスマートな帰宅ができる予定だった。
けれど、雨宿りのロスでもう0時前。「っちゃ~! 終電逃したぁ!」ごっこをしつつ、ゆったりラーメンを味わうとしよう。
萬珍軒へは桜通線の中村区役所駅からはすぐ。名古屋駅からは15分かからないくらい。……もうここに居る人達は、終電ロスト確定なのに店内はほぼ満席でビビる。人気の高さを実感するが、みんなどこから来て、どこへ帰るのだろう……。
話の内容から夜の店あがりが多いっぽい。店の営業時間からして、そこの需要と口コミで名古屋を代表するメシになったんだなぁと思いをはせながら注文。

注文したのは「玉子とじ担々麺」。サイドに一口餃子を選ぶ。
見た目は担々しているけど、細かく溶け込んだ玉子が、まるでしぐれ鍋みたいだなぁと感心。スープを一口飲むと、驚くほどやさしい味。最初は玉子の甘みと胡麻の風味が香り、後からピリッと唐辛子の味がやってくる。
胡麻入り担々麺はざらざら舌触りが多いけど、これはなめらかだし、胡麻を感じないくらいさわやか。う~ん不思議な味だけど、体に良い担々麺のコピーは伊達じゃないな!

一口餃子もうまい。地元の浜松餃子より、よっぽどうまいぜ!!
THE中華って味で、こいつはビールをキメたくなる。おまけに一口サイズだからパクパクいける。1皿8個じゃあ物足りないくらいだった。1個あたりの大きさは王将の1/3サイズくらい。だから口にすっと入っちゃう。魔性だよ、この餃子。
しかし……スープが多いな。きっとこれは、大盛りか替え玉で丁度いい設定だろう。

うまいから飲めるけど……全部行くと1リットル以上ありそう。1杯頼んで麺を平らげたのち、替え玉かライスぶちこみで流すのがスタイルなのでは?
スープだけを飲んでいても飽きない美味しさ。でも流石に飽きたので、そこにあったラー油を追加してみたら、更に旨味が増した! でも辛味も増して汗が出る。体がアツイアツイ。これは代謝をめざませるね。
雨男を証明する出来事
名古屋駅の東側にあるホテルから、西側の中村区役所近くにある『萬珍軒』まで、地下鉄なら10分以内。徒歩なら20分いくかどうか──。
うーん、1駅くらいで乗るのは面倒だし、歩くか!(フラグ成立)
ホテルから出た瞬間に雨が当たり、嫌な予感がした。そしてあと10分も歩かずに着く……なタイミングで、ザーッと雨が降ってきた。雨雲レーダーを見ると……さすがに笑うわこんなの。

目的地まであと少し。戻るのもバカらしいが、勢いで突っ切るとずぶ濡れ入店になりそう。
仕方なく空いてない店先で雨宿りをしていると、レーダーの予想より長く降っている気がするんですが? 俺に向かって雨雲がどんどん発生してない? 傘をささず全力疾走する人もいるし、ほんとゴメンナサイ。そろそろ空に還るほうがいいのかな。
というわけで、電車終わりました。
萬珍軒はAM2:30まで営業!飲み後でも行ける
玉子とじラーメンは萬珍軒発祥で、名古屋めしにもカテゴライズされている。
この味がAM2時営業だと、地元にあればふらっと寄りたくなるね。値段も手頃だし。次は普通の玉子とじを食べてみたいな。営業は夕方から深夜帯までやっているので、ディナータイム後の夜食でも行ける!

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