トヨタ博物館は車好きホイホイ|愛知県長久手市

共通クーポンの使いみちを探すうち、名駅近くに「トヨタ産業技術記念館」があることを知る。

……う~ん、事前予約が必要だし、開場すぐに空きがないからスケジュールが地味に合わない。そしてなにより、トヨタが大好きってほどじゃないのが、最大の問題だ。

む、トヨタ博物館でもクーポンが使えるだと?

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自動車が生まれた年代から現在までを展示する「トヨタ博物館」

トヨタ博物館の情報を見ると、かなり心がひかれていく。旧車スキーほどじゃないが、公式HPの案内には、昭和を代表する名車たちもいるそう。なにより、トヨタ車限定ではない!(驚愕)

特別展示が「コンセプトカー」だと……? これはもう行くっきゃねぇ!

トヨタ博物館 | 世界のクルマの進化と文化をたどる博物館
トヨタ博物館は世界のクルマの進化と文化をたどる博物館です。19世紀から現在までの日米欧の代表的な車両約140台、クルマにまつわる文化資料約4,000点をご紹介。

……え? 場所? 長久手なの? 電車で行けるのマジ?

なつかしの愛・地球博の隣(地図上では)

トヨタ博物館へは、名駅からだと名古屋地下鉄東山線を利用。終点の藤が丘でリニモに乗換。芸大通駅で降りて徒歩数分(信号のほうが長い)。片道だと、およそ50分くらいかな。

地下鉄は土日祝だと「土日エコきっぷ620円」を使うほうがお得。他にも行けるしね。

そんなわけで名古屋駅前からスタートし、折りたたみ傘を買ったり、ラーメン食べたりして、トヨタ博物館にやってきたのだ。ガラガラの東山線は、今が特殊な状況下であることを認識されてくれる。

トヨタ博物館に来たのだ

今日の日中は雨予報だったし、ラーメン食うまではパラついたこともあったけど、傘買ってから使うことがないな……。

ここだけで写真300枚以上撮ったから抜粋だけ

展示とかでこんなに写真撮ったのはじめてかもしれない。

自動車が生まれた時代から現代までたどることができる
自動車が生まれた時代から現代までたどることができる

展示されている車は全て本物。整備しているから自走もできるらしい。イベントで走行披露もしているとのこと。見たい!

映像や資料でしか見たことのない車を間近で見れるしあわせ……。写真だと一方方向からしか見えないけど、ここならサスペンションの形状も見ることができるし、下から覗き込むこともできる。

きらびやかな外見だけでなく、駆動技術の進化もわかるから、すんごいのよ。興味がつきないのよ。

ロールスロイス シルバーゴースト(1910)|トヨタ博物館
ロールスロイス シルバーゴースト(1910)

例えばこのロイス。王族御用達の車なんですけど、後部乗り降りのステップにクッションがあるんですよ。芝生のようなクッションが。こういう所に目をつけて見ると、ほんと飽きない。

モーガン エアロ|トヨタ博物館
モーガン エアロ(1918~1922年)

こういう機構を見ると、「ホントに100年前の車か?」って思う。使えなくなった部品はリペアしているかもだけど、ガソリンエンジンの部品は旧来と現在で、特に心臓部は大幅に変わってないのではないかと思わされる。昔の人すげー。

なぞの板金技術

流線型が流行った時代の車たちは、みんなこんな感じ。

今だとボディ加工の面倒さで敬遠されるのに、過去は喜んでこういうボディを作り上げていたのだから、時代の変遷って面白い。そしてボンネット部分で今の軽自動車くらいあるデカさ。

そして現代に近づくと、伝説が展示されている。

トヨタ2000GTとあえて並べたのかホンダS600

間近で見るのははじめて。う~んリアがえっちだねぇ。

ここまででもうお腹いっぱいなんだけど、まだまだあるのよね……。

現代コーナーになってようやく知っている車が増えはじめる

トヨタ博物館は順路にそって閲覧すると、自動車が生まれた時代から、技術革新が起きた段階で現代までの区割りがされている。途中に人力車もあったのは心配りだったのかもしれない。

2000GT辺りから時代は昭和に入っていき、ここら辺から”今でもたま~に見る車”も登場しだす。

ブルーバード|トヨタ博物館
現在の70代なら飛びつくブルーバード

展示は内装も見れるから嬉しいんですよね。ここ以前の旧車は、運転手が人を乗せるための使用が多く、後部座席がめちゃ広いのが特徴でした。後ろにシングルベッドが余裕で入りそうな車もあるし、昔から居住性は大事にしていたんだなと感じます。

昭和に入ると道路整備が当たり前になって、マイカーを持つことも可能なくらい豊かになり、家族が出かける用途として、シンプルなコンパクトさが目立ちます。

あっ、すっごい落ち着く

大量生産が当たり前の時代になると、ボディとか各部分に”作りやすさ”を優先するようなデザインに。人口爆発に合わせて生産力も求められ、昭和50年代くらいは、とにかく角張ったデザインが多かったように感じます。

そして締めは最新型へ。

LEXUS LFA|トヨタ博物館
LEXUS LFA

LFAもヤマハと協力した車なので、2000GTのリバイバルみたいな存在かな。エグイ音を聞かせて欲しいゾ。近くには86レビンがあったり、現代コーナーはさすがにトヨタが多めでしたね。

そして最後はフューエルセルの「MIRAI」で締めると。

MIRAI|トヨタ博物館
MIRAI|トヨタ博物館

MIRAIは今年にフルチェンジが予想されていたりするけど、テスラの影に隠れていまいち目立たない。町で走っているのはフェラーリより見かけない気もする。水素ステーションが採算合うくらいまで、普及すると世の中が変わると思うんだけどなぁ。

……ここまでで通常展示は終わり。次は特別展示だ……。

本当にコンセプトカーって作ってたんだ展

中央で羽ばたいているのは、平成初期は見たSERAくんですね。ガルウィングを主張してる。

ここにあるのはコンセプトカーたち。未来のカタチをみんなに見せるため、モーターショーで展示用に作った開発試作機が展示されています。たぶんグランツーリスモに登録されたのもあるんじゃないかな(知らんけど)。

内装はモックなのもあるけど、ハンドルとかインパネ周りをちゃんと未来っぽく作り上げているので、こだわりを感じます。

こいつら見たことねぇ!

いやもうホント全て楽しめた。「どうせトヨタ車ばかりだろ」とナメてたけど、そのほうが少ないし、なにより奇抜で希少な外車が多いのが嬉しい。

写真撮ったり「おー」「ほー」しているだけで、気づけば2時間近く過ぎてました。

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トヨタ博物館はデザイナーやエンジニアにこそ見て欲しい

最後の最後の資料館があるんですけど……ここも面白い!

歴代の車広告たち|トヨタ博物館
歴代の車広告たち。ケンとメリーさんもいます。

自動車の技術がどんどん変移していく過程は、機械系じゃなくシステムエンジニアにも通じる”改善”が見られるし、資料館にある広告デザインはデザイナーにも気付きがあると思う。

ここには100年前の自動車広告もあるけど、話題になった(訴求が高い)広告コピーって、現代とあまり変わってないのよね。

まあ人体が広告を見るデバイスは「目」だから、シンプルに伝えたいことだけをのせるほうが、旧来から効果があったと理解できるような展示でした。他にもエンブレムコレクションもあったりと、デザインの変遷を想像するのも楽しい。

車好きも、そうじゃない人も、十分楽しめる施設

現在は感染防止対策で、いくつかルート上に制限があったりしますが、公園なりカフェもあるので、興味が全くない人も楽しめる要素があります。バーチャル体験もあるしね。

昭和生まれの車好きには、刺さる車が多くあると思います。さらに上の年代にいけば、青春を思い出して走りにでかけたくなるかもしれない。

技術の向上や形に歴史は感じても、今も昔も「車」であることは変わりない。

トヨタ博物館 | 世界のクルマの進化と文化をたどる博物館
トヨタ博物館は世界のクルマの進化と文化をたどる博物館です。19世紀から現在までの日米欧の代表的な車両約140台、クルマにまつわる文化資料約4,000点をご紹介。

共通クーポン1000円を使えば数百円の入場料で済むし、名古屋鉄道網で射程圏にいるなら、目的地に加えるのもアリですよ!

それはそれとして──

障害物なしでこの看板を撮るために、大回りさせておいて行き止まりは許さねぇからな?

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