雄踏町にある「田力(たじから)」は、いつからあったか思い出せないほど、そこそこ長い店。
家からわりと近い店だけど、分離帯がある道路で進行方向と逆側だから、田力を目的地としない限りまず店に入れない問題がある。だから今ままで来ることがなかったけど──
今日は野菜が食べたい気分だったからね。
それは冷たい雨が降る夜だった…
寒い夜はアレが食べたくなる。
我が肉体は体を温めるラーメンを所望である。味が濃い目のやつか、それとも辛いやつか……。真っ先に浮かんだのは味噌ラーメン。最近ボコボコ生まれている田所商店が浮かんだけど、一度行ってるし、いつでもどこでも行けるイメージがある。
……なら、行きにくいラーメン屋に行くか(矛盾)。

そんなわけで、家からは近めだけど入りづらい「田力」に来たのでした。
果たして野菜不足は補えるのか?
ラーメンばかり食べていると、食物繊維がおろそかになりがち。
野菜が多めに入っているとなれば、二郎系とか味噌とかチャンポンとか……まぁ色々あるけど、今回は野菜タンメンを選んだ。純粋なタンメンは食べた記憶があんまりないしね。

……う~ん、注文するのはタンメン一択だったけど、平日夜限定セットを見て心が揺らいだ。
餃子……唐揚げ……どちらも好きなやつだ。しかし、ライスを食べたい気分じゃないんだよなぁ。──うん、タンメン大盛りで行こうか。どれだけ盛られるかは予想できないけど。
野菜炒めがたっぷり来るといいなぁ(希望)。
湯気のオーラが強すぎるタンメンが写真を妨害
大盛りのタンメンは、想像とちょっと違っていた。

今日は幾分冷えるからか、湯気の主張が激しい。
タンメン(大)には野菜がチョーンと乗っていた。……これはアレだね、麺が2倍になっただけのパティーンだね? ちょっと残念。でも、おいしい麺を2倍食べれると思えばOK!
タンメンらしくスープは優しい塩味。野菜の旨味が溶け込んで、なかなかいい塩梅でございます。

麺は細麺。博多とんこつにありがちなタイプで、これが塊となって沈んでいる。
ほ、ほぐれない。どこを持ち上げても全部ついてきてしまう……。それを一気に口に入れると、アチアチで口内へのダメージが──。なかなか手ごわい相手だなと。

空腹でも大盛りが厳しくなってきた?
腹は空かせてきたはず……なのに、大盛りごときで完食がつらめ。
麺が予想よりもかなり多い。これを倒せばスープも少なくなると思いきや、なかなかどうして、次から次へと溢れてくる聖杯のようだ。生涯ラーメンがわき続ける丼があれば、どれだけのラーメン狂が救われるのだろう。
食事中にそんな想像をしてはいないけど、素直にウマイから無心で食べ続けていた。あと湯気。

味は薄めなので、大盛りだと途中で味変したくなる多さですね。
試しに七味入れてみたけど、辛くなるとアレに近づいていく感じ。ラー油と酢を入れても面白そう。例えば餃子のタレに使ってた残りを投入するとか……。
いやしかし満腹満腹。寒い夜もこれで戦えますね!
タンメンの他にも、中華そばに中華つけ麺もあるし、季節によっては冷やし中華も。サイドメニューは王道の餃子と唐揚げ!
「麺屋 田力(たじから)」はここ!
西区の雄踏町にある「麺屋 田力」は、冒頭でいったように、片側二車線で分離帯ありの道路沿いにあります。信号交差点は少し離れているから、そこでUターンしてくるもヨシ。
裏通りから入れないことないけど、坂の落差が結構あるので、セダンとか大型で車高が低めな車は亀さんになる恐れがあります。裏の細い道を通るのは勧めません。実際走ってみたけど、「ここに道があったのか!(使わんけど)」と思ったくらい。

予算は1000円もあれば満腹。
昼と夜の二部営業で、最大24時まで営業。地域の空腹を日付変更までさせてくれます。あと一応”年中無休”。
西区住みなら、出かけた帰り際に丁度寄りやすい位置ですね。
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