フリーランスにとって領収書(レシート)は金券なんだよなぁ

節税の意識を高めるには、「経費」を理解するのが早い。

会社で働いている時の経費と、個人で稼いでる時(フリーランス)の経費は、概念がけっこう違います。「レシートは無理!領収書もらってきて!」とかね。

まずは領収書(レシート) の重要さを知りましょう。

スポンサーリンク

法律上では「お金を稼ぐために使った費用」が経費

経費でよく耳にするのは、「接待交際費」と「旅費交通費」でしょう。

接待交際費とは、取引先と打ち合わせをするためランチに誘ったり、会議後の弁当を注文する時などが該当します。ようするに、”仕事に繋がる飲食費”が接待交際費になります。

旅費交通費とは、出張や単身赴任などの交通費に宿泊費が該当します。業務上で必要不可欠な移動・宿泊であれば、旅費交通費が認められます。

この経費……個人だろうが中小だろうが法人だろうが、概念はあまり変わりません。「お金を稼ぐために必要だった費用」が経費です。

例をあげるなら、ラーメンの研究をするため食べ歩くのも、食べ歩いた分だけ経費にできます。アイドル研究のブログで稼いでいるなら、コンサートチケットもライブ配信視聴費用も経費にできます。

経費って、使用用途の因果をちゃんと説明できれば、かなり幅広く申請できるんですよ。

500万稼いで500万経費にすれば納税する必要はないけれど……

極論ですが……年収をすべて経費にすれば、税金を支払う必要はありません。

税制上は何の問題もないけど、税務側からすれば、「生活費はどうしてんの?」とか「経費無駄使いしすぎじゃね?」とツッコミが入るでしょう。

それで監査が入り、経費と認められなければ、追加徴収や脱税の疑いってことになります。

なにより重要なのは、「その出費が本当に仕事で必要なのか?」を論じるor証明すること。証拠となるのが領収書(レシート)というわけです。

領収書(レシート)は経費の証明書!

経費を使った証明書は、領収書かレシートで大丈夫です。

「手書きの領収書じゃないとダメ!」という決まりはありません。感熱紙のレシートは経年で文字が消えることもあるから、保管中に消える恐れがあるため、敬遠されやすいだけ。

企業取引は見積り書と請求書が主。レシートを扱うのは従業員やフリーランスなどの”個人”が多くなります。

基本的に、「購入した会社名がわかること」「商品名と金額がわかること」が条件になります。なのでレシートは、それらが印字されるため万能だったりします。

レシートの保管で文字が消えるリスクを回避する方法

感熱紙のレシートは難点があり、質が悪いと数か月で文字が消える恐れがあります。……近年はそんなことなくなりましたが、陽にあたる場所に保管したりするとなりやすいので注意しましょう。

税の申告書類は、最低5年間の保存が必要です。

特にお金に関わる帳簿や、それに関わる証明書(レシートなど)は、保存期間が7年と定められています。

税務調査が入った時、文字が消えたレシートを出しても証明にはなりません。これを防ぐためには、ボールペンで金額と日付のメモを付け足しておくといいでしょう。

個人飲食店や露店だとレシートがないこともあります。その対策には、日付入り写真データに金額をわかるように記入するか、手帳に日付入りメモを残すか……それともあきらめるか。

ようは「お金を稼ぐためにお金を使いましたよ?」っていう物的証拠を残せばいいわけです。

商品を買って宣伝するだけで経費になる?

YouTuberやインスタグラマーは、映像を通してアクセスを集めて、その広告収入により所得を得ています。

この場合、動画作成をするために必要な機材は経費にすることができます。例えばレビューするための商品とか、外で撮影するための交通費とか──。とにかく、広告収入に繋がることすべてを経費にできるってわけ。

ゲーム実況も同じことで、買ったゲーム機にソフトも、”ちゃんと実況すれば”経費にできます。

とはいえ、「課金ガチャ100連やってみた!」で使った金額を経費にするのは難しいところ……。考え方を変えて、「100連して最高レアが出る確率が本当が調べたかった」的な調査目的にすると、可能性がないこともないですね。

税務職員を納得させる材料があれば、娯楽も経費にすることは可能なんです。けっこう柔軟でしょ?

「えっ?こんなのも経費にできるの?」がわかりやすい書籍

『経費で落とす領収書がわかる本』は「えっこんなのも経費にできるの?」がわかりやすい

『経費で落とす領収書がわかる本』は「えっこんなのも経費にできるの?」がわかりやすい

個人が「経費とは何か?」を理解するには、『経費で落とす! 領収書がわかる本』がおすすめ。

レシートの重要性と、どこまで経費として認められるのかがわかりやすい。内容はそれほど難しくなく、わりと早く読めるので、立ち読みでパラパラ要点抑えるだけでも勉強になるかと。

ちなみに書籍は、新聞図書費で経費にしやすい。最もな理由として、知識を得るため、勉強するため、という大義名分がありますからね。

漫画でも研究するためや批評サイトの運営をしているなら、十分に認められます。

経費の考え方をおさらい

最後に、経費の考え方をおさらいすると──

国に納税するため、これだけ働いて稼ぎました。そのためにこれだけの費用がかかった。だから費用に課税するのはおかしくね?

という考え方でいいんです。

あとはそれを納得させる材料を用意すればいい。その証拠となるのが領収書、そしてレシートです。

だからなんでもないレシートでも、後から「あれ経費にできたかも……」と気づくこともあるから、日頃から”経費にできるか?”の選択と選別を意識するほうが、節税に繋がります。

コメント