上西町にけっこう昔からある「大将」は、このご時世でも健在。何度か前を通っているが、満車で入れなくてなかなか行けなかった。
なぜそんなに人気なのだろう?
様変わりするイトーヨーカドー(無)周辺の地
上西町といえばイトーヨーカドーがあった。閉店してからコストコが生まれ、新たに道路整備されたりして、10年そこそこで風景が結構変わった。
周囲の飲食店は入れ替わりが激しい。
浜松市内でも飲食店が多めな地域だが、微妙なアクセスの悪さが起因かもしれない。車社会の地にとって、駐車場を確保しにくい土地柄も足を引っ張っているのでしょう。
そんな商業激戦区の中でも、「大将」はずいぶん長く営業している。
……それが謎だった。
食べてみてわかる地域密着の味
厨房を取り囲むカウンターはオープンキッチンのよう。
外からの見た目に反して、店内はけっこう広い。テーブル席もあるし、一度に30人はいけそうな雰囲気がある。
注文はオーダー方式。店の看板に「ぎょうざ ラーメン」とあるから、肉そばと餃子(ニンニク有)を注文。
なぜか横には未開封の煉獄さんフィギュアがある。──どうやら煉獄みそラーメンと関係があるらしい。ギネス認定の唐辛子を使っているなら、一口ごとに「うまい!」って言い続ければ無料にしてくんないかな。
肉そばの色がけっこう黒い。
野菜炒めも醤油スープも濃いめ。どことなく甘みはあるから、クセになりそうな感じ。汗をかきやすい時期だったり、肉体労働後だったり、トレーニング後ならバッチリ当たるだろうなぁこれ……。
──ハッ?! 近くにスポーツジムがあるのはこのためか!?
ジムで汗を流したあと、ここでガッツリカロリーをたいらげ、リバウンドする奴らが多いから、大将は根強く営業しているのだろうか。……まぁ学生とか若い世代が周囲に多いからだろうけど。
麺はよくある中華そば系。
炒めた野菜と豚バラがスープをいい感じで中和するどころか、さらに深夜ギルティな味に発展する。デスクワークが深夜帯に好んで食べると、間違いなく早死する系だコレ。
でもウマイもんはしゃーない。
ニンニク有りの餃子には気をつけよう
餃子にはニンニク有りの黒と、無しの白がある。
最小は5個からで、オーダー通す時は「黒の小(くろのしょう)」というから、言葉だけ聞いていると、黒魔術な厨ニ心をくすぐられる。
ニンニク有りだけど、その主張がはんぱなく高い。
口に入れた瞬間にブワッと来るから、これは営業ギルティな香り高さ。でもウマイもんはしゃーない。
うまうまだから次は12個の餃子定食を食べてみたいとおもった。
「大将」はこちら!
店舗は馬込川沿いにあります。
信号有りの交差点だから入りはしやすい。駐車場は最大で7台ほど。店内より駐車場のほうが狭いまであるから、交通量が多めな時は大変かも。
単品頼むよりも、腹を空かせて定食メニューにするほうがコスパは良さそう。濃いめの味付けをご飯で頂くのが好きなら、ここは外せない町中華だと思います。
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