AIスピーカーの実証実験にいってきた話

「浜松市の行政案内にAIスピーカーを使おう!」ていう試み。今後はAIが応答するシーンも増えるだろうし、そこに行政機関が参戦するのは、扱う企業からしてもいい販路になると思います。

そんなヤラしいことを考えながら体験してきました。

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浜松駅から税務署、そして市役所へ

行政手続きにAIスピーカー 浜松市で実証実験|静岡新聞@S

市の広報だったりHPでたまにこういう募集をしています。ひょっとして独自のAIスピーカーなのか? と興味があったので、とりあえずメールで応募。そして「来てちょ」と返信が来た。

確定申告だけで税務署に行くのは気乗りしなかったけど、これで浜松駅近で時間を潰す理由が生まれました。

そんなわけで浜松駅から徒歩数分で税務署に。意外と空いてたから待ちなしで終了。ならランチでもしようかなとアクトに向かえば、行列はないけど食べているうちにまったりしすぎて、市役所まで歩く気がなくなるだろうなぁと気づく。

駅前をうろうろしてもな〜〜〜んもないし、相変わらずスタバなどコーヒーショップは混んでる(喫茶店は空いてる謎)。時間潰しで記事を先んじて書くほどじゃないし──

などと考えながらあっちこっち歩いていたら、指定された時間が来ていたのだった。

どうみてもechoです本当にありがとうございました

とりま使用デバイスは密林echoでした。Googleよりカスタムしやすいから、百貨店など企業も採用しているところは多いですね。……LINEのClovaはどこいったの?

実験内容は簡単。用意された例文をもとにスピーカーに話して、書類の発行方法や手続きの仕方を実演してみようと。

休日当番医に住民票・パスポートの発行方法を質問すると、それを説明した後印刷するかも選べて、接続したプリンターが印刷してくれる。登録したアドレスにも送られるからスマホでも。

音声だけじゃなく、文字でも残るからログがわかりやすい。おまけにQRコードで市のHPにも誘導できる。

ここまでの流れはモバイルデバイスを持っている人間にとっては、当たり前に備わっているスキルなんですけど、60代上にとってはそうでもない。

そういう”差”を埋めるために必要なのが、こういう仕組みですね。

いずれ1家に1echoになりそうだなと

“話しかける”ことで操作できるから、年配には音声対応のほうがウケがいいです。ペッパーくんとかね。

今回いいと思った機能は、通知を行政から送れること。

行政が地域に向け、災害なり緊急の情報を発信する。それをAIスピーカーが受け取り発声してくれるので、かつての管内放送や有線放送を思い出します。現代向けにスマートになった感じ。

行政機関のあれこれなニュースも送ってくれるし、学校も連携すれば「LINEやってる?」でハブられることもなくなりますし、連絡網を回すこともなくなる。

なんだい、便利じゃん?

ただまあ問題点として、各家庭にAIスピーカーがあるのと、ネット回線が備わっているのが最低条件になります。誰がそれ負担すんの? 設置するの? 管理できるの? って話。

それを兼ねるのが見守り隊みたいな、所在確認を代行するサービスに繋がるんでしょうね。

そもそも何を探したらいいかわからない人にとっては?

データベースを基にした情報探索は、辞書の索引からしっかり引くようにしないと探せない感じだから、「あれをこれしたいんだけど」みたいな曖昧を受け付けにくい。

曖昧のまま突撃して、日常会話の末に答えを導きだすのが、相談窓口の職人芸。

しかしそれ同等のAIを、万人向けに提供できるのは、まだまだ先の話でしょう。なんにせよ、お偉いさんが好きな「コスト減」につながるこの技術は、積極的にぶっこんでいってほしいですね。

とはいえエンジニア目線だと、受付業とヒアリングが重要だし、文字に起こしてデータにしたりあれこれ曖昧なifに対応するなど、やべえ工程になるだろうな。だから論理的な組立が必要なんですね。

……浜松市が誘致してるっていうITベンチャーとかは、どこにいるんだろう。これが成功すれば他県でも通用できる特許サービスにできるメリットがあるのに。

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