ブログのクッキーレス化は進めるべきだろうか

ブログのクッキーレス化は進めるべきだろうか

Googleが、2023年半ばから後半の3ヶ月にかけて、webブラウザ「Chrome」のサードパーティークッキーを段階的に廃止すると決めた。このアナウンスは2021年の6月頃。

これで「ざわ……」となったのは広告業者。

今まで多方面から集積できた顧客データを集めにくくなるから、自動広告の最適化が難しくなり、スポンサーの期待に添える“効果”を生み出せるかが課題となる。

一方で、それを表示させるブロガーは何をするべきか━━てのを考えてみた。

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ブログのクッキーレス化は考えるほどでもない

ブログでも企業サイト運営でも、クッキーを保存するのはあくまで「ユーザーの利便性を高めるため」の目的が強い。

仮に無くすことは簡単だけど、ページ高速化の効果が薄れたり、入力フォームのオートコンプリートが機能しなくて手入力メンドイってなるから、離脱率があがってランク落ちる可能性がなくもない。

クッキーを保存しないクッキーレス化は、プライバシーやセキュリティを強固にする目的ならアリ。

ただ、大抵の管理者は「Cookieって何?」なレベルだから、訪問データから個人情報を抜き出して自サイトに活用! とかやる方向性も考えないし、することもできない。

なので、webサイトをそうするメリット━━というか、意義があんまりない。そもそもユーザーはブラウザなり端末で「拒否」することはできるので、「プライバシー守りたいならクッキー切ってね」はインターネット黎明期で特に重視されたスキルかも。

サードパーティークッキーの役割とは?

クッキー(Cookie)の役割は、webサーバー側からクライアント(ブラウザ)に渡すデータ片のこと。例えば━━、ショッピングカートに入れた物がずっと残っているのはクッキーの機能だし、ログインフォームに一度入力したことが保存されているのもクッキーの役割。

わかりやすくいえば、ブラウジングを楽にしてくれる機能みたいな役割。ウェブキャッシュの一部ともいう。

サードパーティー系クッキーは何かというと、訪問しているWebサーバー(サイト)とは違う、第三者から提供、もしくは提供されるクッキーのこと

特に多いのは「web広告」。

これの何が問題になるかっていうと、アクセスしているサーバー以外からクッキーを取得、もしくは提供されるため、第三者に行動が追跡されたり、個人情報が流れて漏洩に繋がる懸念があるから。

ようするに、好きなサイトを眺めているだけなのに、第三者からアクセスログを覗き見される懸念があるから、プライバシー的に「望ましくないんじゃないか?」といわれている。

もともとサードパーティクッキーを導入しているのは、web広告を提供している業者が多い。代表的なのはGoogle Adsenseなど、訪問者の興味に基づいた広告を自動表示させるタイプがそれに当たる。

サードパーティーのクッキーを廃止されて困るのは、主に広告業者くらいで、サイト管理者はとくにどうこう動く必要はない。求められる作業はせいぜい広告タグの貼り直しくらい。

ただ、今まで自動で広告を最適化してくれていたから現在の収益であって、もしそれが廃止されると「どうなるの?」……くらいは考えるべきかも。

サードパーティーからファーストパーティー化へ

サードパーティーの廃止対策には、「ファーストパーティー」から情報を取得が考えられている。

ファーストパーティーは、webサイト(サーバー)か訪問客が持つクッキーデータのこと。例をあげれば、Google Analyticsみたいに訪問者のアクセスログを収集するタイプとか、PC・スマホが保存しているキャッシュデータとかが該当する。

興味のある広告をファーストパーティーで表示させるなら、端末に保持されたキャッシュ依存が手っ取り早いかもしれない。もしくは、表示するサイトのサーバーが保持するデータ。

でもユーザーは、それを一時的に保持するか全く保持しないかも任意で選べるため、従来のサードパーティー依存よりかは、より最適な広告を表示するためのデータ量が少なくなるかもしれない。

てことは、興味のある広告の精度が課題になってくる。

なぜそれが必要なのかは、広告を提供するスポンサーにとって、「販売効果のある広告」じゃないといけないから。━━高い広告料払って商品がひとつも売れませんでしたってなれば、広告業者ともども痛手になるでしょ?

ASPの企業案件で売る能力が必要になるかも

Google Adsenseは広告タグを貼れば自動で最適化してくれるから、ブログなりウェブサイトで広告を出したい時、もっとも簡単な方法のひとつ。

でもサードパーティーが廃止されると、今までよりかはクリックされない可能性もあるので、収益をそれに依存している場合、マイナスの影響が出る恐れはある。

この事態にものともしないのは、ASPの提供している企業広告とか、直接企業から広告案件をもらって紹介記事を書いているケース。

ウェブサイトにその商品を買ってもらうための集客力は必要だけど、自動ではなく固定の商品広告だから、ある意味クッキーレスの理想系といえるかもしれない。━━それだけ広告経由で買ってもらうハードルは高いけどね。

なのでサードパーティークッキーの廃止で価値があがるだろうのは、SNSなりウェブサイトで物を売る営業力が人になるんじゃないかなと。

ひょっとしたら、Adsenseの合格ラインにも変化は来るんじゃないかなと思っている。もともと完全新規にはけっこう厳しいけど……。

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