元号も変わり、世間は何かと”新たな時代”を強調しています。
新時代のはずなのに、平成初期とあまり概念が変わらないのが「お金の話」じゃないかと思う。
とあるラジオで「連休前にお金をおろさなきゃ!」と聞き、何か違和感を感じていた。その理由について考えてみました。

銀行は休みだがオンラインシステムは生きているでしょ?
平成初期──いや、私が社会に足を踏み入れた中期前は、銀行が休みだとATMも使えないからさぁ大変! みたいな時代だった(気がする)。
ようは今みたいに、コンビニやら駅構内で当たり前に見かける、出張型のATMが全然なかったんです。だからいざおろそうとしても、出来る場所が全然なかったのがひとつ。そして現金決済以外の方法が浸透していなかったのも理由。クレカも今ほど使えない時代でした
「ATMの現金がなくなるかも」 10連休を前に銀行が準備を呼びかけるQRコード決済など現金以外の方法が流行る中、今でも観光地の支払いはニコニコ現金払いが多いので、連休前に現金を用意するのは正しい選択といえます。
でも今はスマホとケースに1枚クレカを忍ばせておけば、支払いに困ることも全然なくなったなと実感しています。
手数料が取られるのが嫌なら取られないようにすればいい
PayPayとLINEPayは、銀行口座と連携して即チャージができます。これは手数料も(今は)かからないからゼロ円で現金を引き出すことができますね。
セブン銀行は専用のATMなら、入出金の手数料は(一部を除き)ゼロ円です。ローソンとファミマもATMはありますけど、連携先がサービスで◯回無料とかあるけど、大体は平日でも手数料を取られます。これは「ゆうちょ」が有能。
クレカは後日引き落としなので、手数料も何もないし、手元に現金がなくとも信用でお金を使うことができます。デビットカードは銀行口座から即引き落とされるタイプで、これも銀行の休日関係なく、引き落としに手数料はかかりません。
……うーん、現金を無理に用意する必要なくなくない?
でも旅行だからこそ必要になる場面があります。

旅行ほど現金が強い遊びもない
この10連休はあえて現金レスで生活しています。実際試しても、”普段通り”なら別に困らなくもないんですけど、遠出する旅行だと「あれ出来ない、これ出来ない」が浮かんでくるなぁと。
- 個人経営の飲食店とか屋台
- 窓口で買うタイプの切符
- クレカ対応していないレジ
- 駐車料金の自動支払い機
- 観光地のさびれたお土産屋
- 施設の入場チケットの購入
などなど。5-6日で奈良に天目茶碗を見に行こうかなと考えていたんですが、現金を出していなかった私は普段の買い物で困ることはないけど、ど~しても旅先で詰むことがあるなと気づいた。
クレカが使えそうもない飲食店でも、今はQRコード決済ができる店の割合が増えているほう。でも公共というか、観光地の施設に入場するための発券で、クレカなど現金以外が使えないパターンが多いです。
鉄道の切符を買う時もそうですね。改札通るだけならSuicaで事足りるけど、お得な切符を買うには現金じゃないとダメなこともありますしね。
なんだかんだで現金とレスを使い分ければそれでいい
現金決済と電子決済は「こっちが正義!」、みたいな記事が多いです。
……どっちも使えればそれでよくね? 損得抜きにして、どちらもメインとバックアップな役割でいいんじゃないかと思う。
ただ各店対応の決済方法と、ポイントカードが乱立する世の中はいただけない。
コンビニでQR決済をよくしますけど、アプリのポイントカードがあるのに、QR決済のアプリと切り替えないといけないから、レジで結構ロスします。なので物理カードを使うのがおすすめですけど、これだと無駄にカードで財布が厚くなっていきます。
Apple Payみたいに、これらを一元化するサービスが国内で出てきそうだけど、きっと一元するのも競争で乱立するんだろうなぁと……。
ごちゃごちゃせず「使いやすい」を優先してほしいものです。
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