TOHOシネマズの鑑賞料金が、来月6月1日から値上げになります。
現行料金から「一律100円」の値上げ。しかし学生とレイトショーは対象外です。
もともとレイトのタイミングくらいでしか行けないけど、シネマイレージ会員の特典があるから、100円くらいならそれで相殺できるのでは?
──と思ったのでまとめてみた。
TOHOシネマズ映画鑑賞料金 改定のお知らせ
2019年6月1日から料金の値上げが開始されます。
どの業界も人件費が高騰しています。「全体で給料あがっているなら物価あげてもええやろ?」の流れですね。経済視点だと良いことなんですが、(固定給すぎる)消費者目線からだと悪にしか見えません。
どのみち消費税10%も近づいているし、100円程度の値上げでガタガタいうのもバカらしい。もし毎日見ているヘビーな評論家クラスでも、月間で最低3000円の出費になりますが、レビューで3000円分の副収入を得ればいいのでは? と思う。
でもサービスというのは、お得を追求してセコくいけば、自然と節約になるんですよ。
シネマイレージ会員の「鑑賞ポイント」が強いワケ
TOHOシネマズは会員サービスの「シネマイレージ」があります。
これは映画をみることでポイントなりマイルがたまり、それをグッズなり飲食サービスに使えたり、映画を無料で見ることもできます。
この中でも「6回観ると1回無料」が強い!
https://www.tohotheater.jp/cinemileage/
6回観れば1回無料のお得感は本物なのか?
ちょいと計算してみましょう。

私の状況で考えると、映画はほぼレイトで観ているから、6回鑑賞だと「1300×6=7800円」の出費。これが通常だと「1800×6=10800円」になるので、レイトショーだけで観るのも節約になりますね。値上げ後の一般料金は「11400円」、でもレイトは据え置きだから影響がありません。
で、6回見ると1回無料だから「7800円か10800円で7回鑑賞できる」ことになります。
それなら値上げ後の6回分で600円の出費が増えたとしても、鑑賞1回が無料になるなら、最低でも700円以上は得することになります。前売りなどムビチケを駆使すれば更に得できますね。
簡単にまとめると
- 会員なら30日毎日観ても実質45000で観れる
- 非会員は30日毎日観ると54000円もかかってしまう
非会員だと30日×100円の値上げがダイレクトアタックしてきますが、会員だと2回分の無料に含まれていると考えれば、どう考えてもお得なのでは? マイルでたまにポップコーンセットをもらえばホクホクですし、持ち帰りもできるしね。
映画をそこそこ観るならシネマイレージ会員になってもいいのでは?
ひとつのネックが「年会員で更新料がある」こと。まあこれも1年で6回観れば実質無いようなもの。クレジット一体型にして支払いにあてると、他の還元ポイントもついて更にお得です。
値上げは6月にあり、一時的に客離れは起きそうですね。
7月19日は新海誠監督の新作『天気の子』がはじまるので、ここで「値上げは客離れを助長するのか?」の社会実験みたいなものですね。
『君の名は。』のヒットでファンのハードルがあがりすぎているし、値上げもあるから興収の刷新は難しいだろうけど、いい映画であってほしいものです。題材からして強みである色彩をフルに活かしていることが、劇場で見た予告からも感じられました。
ちなみにシン・ゴジラも上映されたこの年が東宝にとって過去最高益になったらしい。
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