天浜線の宮口駅に、持ち帰り餃子の店ができたらしい。
……あの駅にそんなスペースあったっけ。そう考えるのも失礼な気がするけど、駅と合体した持ち帰り餃子店は正直、想像すらもしたことがなかった。なので衝撃を受けている。
気になって仕方がない。餃子好きとして、その実力は確認しに行かないと……!
宮口駅(無人)にある有人の餃子店|山田幸之助
持ち帰り餃子の店「山田幸之助」は、天竜浜名湖鉄道の宮口駅内にあります。
近年、遠州鉄道と天浜線の駅は、飲食店の誘致が多いイメージがある。確かに人が集まりやすいランドマークであり、駐車場もあって車社会にも馴染める立地が強み。
天浜線は時間1本はあるので、まだ限界じゃない気がする。しかし餃子を買うためだけに乗るのはつらいかもしれない。……よっぽど電車ラブ以外は。
そんなわけで、私は車でナビ頼りにサクっと来ました。
ナビを頼りにきたので、ここは確かに宮口駅のはずなんですけど、外観で山田幸之助のアピールがすごいから、駅なのか餃子なのか混乱しちゃうほど。
店は(一応)駅舎内に入り口がありますが、無人駅だしゲート的なアレはその先にあるので、気にせず入場することができます。
気になる餃子の種類と価格は?
山田幸之助さんは、持ち帰り専門であることに注意してください。
餃子は基本の「幸之助餃子」と、期間限定で「何か」があります。12個の価格は500円だったり600円だったり変動したりするけど、40個入りは1,400円のままだから、お得といえます。
メニュー名 | 価格 |
---|---|
幸之助餃子(12個) | 500円 |
幸之助餃子(40個) | 1,400円 |
期間限定 | 500~600円 |
期間限定はその時期にならないと、何があるかはわかりません。情報を得るなら、HPとインスタをチェックするのがいいかと。
私が買ったのは、ふつうの幸之助餃子と、期間のさっぱりネギ餃子。合計24個、税込みで1,000円とリーズナブルですねぇ。支払いはPayPayも使えます。
味は浜松餃子らしいけど野菜のカットにこだわりを感じた
浜松餃子といえば、野菜たっぷりのヘルシーな味が強みであります。
でもそれってYO! 宇都宮と大して変わらないじゃないか! ━━そうです、ホントそれ。2021年に宮崎市がポッと現れ1位をさらっていきましたが、鶏肉メインだからまた違う味が楽しいんですよね。
むしろ野菜オンリーは浜松に居ると飽きるんよ。餃子といえば「肉汁プシャー」よくいわれるけど、野菜メインでそうなるのはほぼ無理なんですよ。
まあそれはともかく━━。山田幸之助の餃子、浜松餃子としてどうなのだろうか。焼いてみよう。
1個はわりと大きめ。王将と同等がそれより少し多いくらい。なので10個でも食卓を十分に彩ることができます。これは餃子定食にしがいがありますねぇ。
とりあえず「ネギ餃子」を食べてみた。
━━うん。薬味が強く感じるくらいで、特別な味とはいえない。むしろ手作りで細ねぎタップリの餃子を何度も作っているせいか、その体験とほぼ同じなことに、ちょっと誇らしくなる。
違うと感じたのは、幸之助餃子のほう。
中の野菜が粗く刻んであるから、食感がすごくいいんですよね。
餃子は大量に作るから、機械でミンチに混ぜたりするので、具材の歯ごたえがほとんどなくなるのが残念なんです。ところが、山田幸之助の餃子はそれがない。
野菜のシャキシャキ感がバッチリ残っており、野菜たっぷりの恩恵である「素材の甘み」をフル活用している餃子といえるでしょう。
これは市内有数の餃子かもしれない。正直、片道10km圏内だったら定期的に買いたいくらい。
山田幸之助はここ!
宮口駅の周辺は、わりと道が細いし入り組んでいるため、GoogleMAPのお世話になるほうがいいです。天浜線を利用するのもアリですけど、餃子を買ったら次が(最低でも)1時間後なことに注意。
その場合は隣の駅まで歩くのもアリだぞ!
……個人飲食店でもHPとSNS(主にインスタ)を開設するのは当たり前になったんだけど、わりと多いのは、日頃の投稿だけを続けてしまい、メニュー情報の写真投稿が埋もれて新規が迷走しがちなとこ。
ここも例に漏れず、プロフィールに基本営業時間がなかったり、レギュラーメニューがわからなかったりするので、サイト管理は常に「はじめて訪れる人」を考えるべきだと思う。
プロフィールに店の情報書くの、マジ大事。
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