2022~23年にかけて「兵馬俑と古代中国展」が開催中。
静岡展は「6/18~8/28」と、夏休み期間もあって最高のタイミング。写真でよく見てはいるものの、実際に見てとある謎は解きたいから、これはぜひ行っておきたい。
そんなわけで、勢いだけで行ってみたのだ。
もう俺、静岡市に住みたくなってるやん……
展示会場の静岡県立美術館へのルートは3通り。
- JR静岡駅か東静岡からバスかタクシー
- 静鉄の県立美術館前駅からバス・タク・徒歩
- JR草薙駅か静鉄の草薙駅からバス・タク・徒歩
静鉄の県立美術館前から歩くのがもっとも安上がり。静鉄は1時間に数本あるし、歩道もあるから安心━━だけど、小高い丘に施設があるから、目的地まですっと登りだし日陰もほぼないから、真夏は死ねる選択だったりする。
今回はJR静岡駅からバスで約30分のルート。11番乗口から直通バスを利用。静鉄バスは交通系ICカードが使えるので好き。Suicaはもちろん使えます。
……そっか、静岡市(静鉄エリア)に住めばナイスパスから離れることができるな。
兵馬俑は巨大フィギュアなわけだから、どうやって自立しているのか不思議だった
兵馬俑は「どうやって自立しているのか?」をずっと謎に思ってた。
人物を模した像は数あれど、忠実に再現するほど「自立」が難しいじゃないですか。始皇帝陵で見つかったのは「始皇帝守護フィギュア」みたいなものだし、出土した写真でも自立しているのを不思議に思っていたんですよ。
……実際見ると明確な答えがありました。
土台は石柱から削る方法だとわかるんだけど、兵馬俑は焼き物だから余計に謎だったんですよね。等身大の立像を焼く窯をどうしたのかも不思議に思ったり。
立像は150~180cmくらいあるので、等身大といえば等身大。想像していたよりずっと大きかったので驚きました。
漢時代の兵馬俑からは着色したり、デフォルメ化がはじまっていた。
漢時代の展示は小型化しており、家庭に置ける人形とかフィギュア感が高まっている。着色もこの時代からみたいだし、アート方面に目覚めちゃったかな、と。
特に「かわいい」と思っちゃったのはコレ。
酒の器はどの文化も装飾されがちですね。無地を作ってパリンパリン割る文化もあった気がするけど、酒に神聖だとかテンションぶち上げ要素があるのを知り、一目で高そうだとわかるように装飾をはじめたのかな~とか考える。
なぜそれに絵を描こうと思ったのだろう……。知識がある現代なら「格好いいから」などの理由をつけれるけど、まだそういう概念がない時代だからこそ、絵を入れたキッカケはなんだろうなって不思議。
展示を一通り見ても30分そこそこ。キングダム展はちっさいぞ!
もっとも心惹かれたのは、馬のケツアナの再現率が高すぎているところ。
模写するなら正解だけど、今だとセンシティブ認定が怖くて省いたり”無かったことにする”のに完全再現。なお人物像の○ンコは「子どもかな?」てなくらい簡略だったのはなんでやろな。
展示は撮影OKだけど、フラッシュはNGです。
チケットは予約制で、30分開催あたり150人の制限をかけているみたい。開催当初は人が来るのでこれは正解だけど、今は1時間50組いれば多いほうみたいだし、予約なしの当日でも入れたりする。土日はわからないけどね。
兵馬俑といえば秦の時代。秦といえばキングダムってことで、キングダム展も同時開催しているけど、展示スペースの小ささにびびったくらい。
ま、まあ、純粋にマンガでだけ物語を追っているなら、始皇帝誕生からの秦滅亡まではネタバレ扱いになるしね。
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