静岡市の大型商業施設「セントラルスクエア静岡」にあるアピタ静岡店が、2025年3月末をもって撤退することが決定しました。
このニュースは、地域の住民やショッピング施設を愛用していた多くの人々に衝撃を与えています。
なぜ、この好立地にもかかわらず撤退に至ったのか、その背景には業績の悪化や市場競争が絡んでいます。
この記事では、アピタ静岡店の開業から現在までの歴史、撤退の理由、そして地元住民の声を紹介します。
アピタ静岡店の歴史とその成り立ち
アピタ静岡店は、2005年に静岡市駿河区に「セントラルスクエア静岡」として開業しました。
この商業施設は、JR東海不動産が所有する土地に建てられ、アピタを核店舗とする大規模なショッピングモールです。
当初は、地域住民の買い物の中心地として、多くの人々が訪れていました。
また、スターバックスや無印良品といった人気テナントが並び、地元の商圏人口を支える存在でした。
しかし、20年近く経過した現在、業績は以前のような勢いを失い始めたとされています。
立地条件が悪かったのか?
アピタ静岡店の立地は、静岡駅から少し離れた駿河区石田にあります。
主要交通手段は車であり、1,700台の駐車場を備えています。
東名高速道路の静岡ICから約15分、静岡駅南口からもバスでアクセス可能なため、アクセス自体は悪くありません。
しかし、周辺には競合施設も多く存在しています。
近隣には「イトーヨーカドー静岡店」や「ドン・キホーテSBS通り店」などがあり、特に日常品を求める消費者にとって競争が激化していました。
また、車での来店が中心という立地が、若年層や公共交通機関を使う層には不便だった可能性もあります。
業績悪化の兆しはあったのか?
業績悪化の背景には、全国的な小売業界の厳しい環境が影響していると考えられます。
アピタ静岡店は、近年の売上が低迷していたと見られています。
特に、競争の激化とインターネット通販の普及が業績に大きく影響を与えた可能性があります。
こうした状況を踏まえ、ユニー(アピタの運営会社)は、戦略的な店舗整理を進める中で、静岡店の撤退を決定したのでしょう。
撤退に対する住民の声
地元住民からは、アピタの撤退に対してさまざまな意見が寄せられています。
多くの住民は、長年地域の一部として存在していたアピタの閉店を残念に思っています。
「家族でよく買い物に来ていたのに、これからはどこに行けばいいのか」といった声や、「便利な立地だったので、代わりになる店が入ってほしい」という要望も上がっています。
また、一部の住民は、商業施設全体の再開発に期待する声もありますが、具体的な後継テナントはまだ決まっていないようです。
まとめ:アピタじゃなくなるけどセントラルスクエアは残る
アピタ静岡の撤退は、セントラルスクエア静岡から撤退する意味なので、現在の建物とテナントは継続されます。
この状況は、浜松市の「アピタ初生からラフレ初生に転生」と似ているなぁ……と。
アピタに代わる事業所を募集し、協議している段階でしたが、アピタ静岡の後継は「イオンリテール」に決まったそうです。
もしかしたらイオンタウンに生まれ変わるかもしれませんね。
- アピタ静岡店は2005年に開業し、地域住民に親しまれていた。
- 静岡駅からのアクセスは悪くないが、競合店が多いエリアで競争が激化していた。
- 業績の悪化が撤退の一因と見られている。
- 地元住民は閉店を残念に思いつつ、今後の再開発に期待している。
- アピタ静岡店閉店後はイオンリテールが入る予定
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