生成AIにMBTI診断をしてもらう(Claude) #
やり方は簡単。チャットに「MBTI診断をやりたい」と質問すればいい。 私はClaudeでやったけど、あなたが使っている身近なチャットベースAIならなんでもいいと思う。
最初からMBTI診断の設問から出してきたのは驚いた。物によっては「MBTIとは~~」で始まり、歴史を語ってくるかもしれない。そんな時は、「あなたが提供する質問に答える形でMBTI診断を受けたい」とでもチャットすればいいと思う。
Claudeくんの返答はこちら。
## 簡易MBTI診断テスト
### エネルギーの方向 (E/I)
1. 新しい人に会うことはエネルギーをもらえる vs 疲れる
2. 大きなグループよりも少人数や一人での活動を好む
3. 考える前に話すことが多い vs 話す前に考えることが多い
4. 外出するのが好き vs 家にいるのが好き
5. 多くの友人と広く付き合う vs 少数の親しい友人と深く付き合う
### 情報収集の方法 (S/N)
1. 具体的な事実や詳細に注目する vs 全体的なパターンや可能性に注目する
2. 実践的で現実的 vs 想像力豊かで革新的
3. 今、現在に焦点を当てる vs 未来の可能性に焦点を当てる
4. 経験から学ぶのが好き vs 理論から学ぶのが好き
5. 具体的で明確な説明を好む vs 抽象的で比喩的な説明を好む
### 判断の基準 (T/F)
1. 決断する際は論理と分析を重視する vs 感情と価値観を重視する
2. 率直で直接的なコミュニケーションを好む vs 思いやりと調和を重視する
3. 公平さと一貫性を重視する vs 状況に応じた個別の配慮を重視する
4. 批評は改善の機会と捉える vs 批評は時に個人的に受け止めてしまう
5. 問題解決を重視する vs 人間関係を重視する
### 外界への対応 (J/P)
1. 計画的で整理整頓されていることを好む vs 柔軟で自然体でいることを好む
2. 期限よりも早く物事を終わらせる vs ギリギリまで待つことがある
3. 決断を下すのが好き vs オプションを開けておくのが好き
4. 予定通りに進めるのが好き vs 状況に応じて変更するのが好き
5. 構造化された環境を好む vs 自由な環境を好む
各セクションで、より多く当てはまる方向を選んでください。例えば、エネルギーの方向で内向的な回答が多ければI、外向的な回答が多ければEとなります。
回答が揃ったら、あなたのMBTIタイプについて詳しくお話しできます。例えば「私はE, N, F, Jの回答が多かった」などとお知らせいただければと思います
このように表示されて、最初は「どう答えればええんや」と思った。それぞれ「YES/NO」で答えればいいとわかるが、設問ごとに「はい/いいえ」を入力するのはさすがにダルすぎる。
質問についている(A/B)の意味が最初はわからなかったけど、Y/Nの代わりなんだなと気付いたので、見ながら回答をポチポチと。
EEIII
NSNSS
TFTTT
PPPPP
それに対しての回答がこちら。
ご回答ありがとうございます。あなたの回答から、MBTIタイプを分析してみましょう:
### エネルギーの方向 (E/I)
EEIII → 3つがI(内向的)で2つがE(外向的)なので、やや内向的(I)が優勢です。
### 情報収集の方法 (S/N)
NSNSS → 3つがS(感覚型)で2つがN(直感型)なので、やや感覚型(S)が優勢です。
### 判断の基準 (T/F)
TFTTT → 4つがT(思考型)で1つがF(感情型)なので、思考型(T)が優勢です。
### 外界への対応 (J/P)
PPPPP → 5つ全てがP(知覚型)なので、知覚型(P)が明確に優勢です。
したがって、あなたのMBTIタイプは **ISTP** と分析できます。
## ISTPの特徴
**ISTP**(「職人タイプ」とも呼ばれます)の方は、以下のような特徴を持つことが多いです:
- **論理的な問題解決者**: 複雑な問題を分析し、実用的な解決策を見つけるのが得意です。
- **自立心が強い**: 自分の時間と空間を大切にし、独立して行動することを好みます。
- **冷静沈着**: 危機的状況でも冷静さを保ち、効率的に対応できます。
- **柔軟性がある**: 計画よりも状況に応じて適応することを好みます。
- **手先が器用**: 物を分解して仕組みを理解したり、実際に手を動かして物事を学ぶことを好みます。
- **現実的**: 理論よりも実践、具体的な結果を重視します。
- **無駄な社交を好まない**: 本質的なコミュニケーションを好み、表面的な会話は避ける傾向があります。
ISTPの方は、エンジニア、技術者、職人、整備士、プログラマー、パイロット、スポーツ選手など、実践的なスキルと即時的な問題解決が求められる職業で活躍することが多いです。
別で受けたMBTIは「ガチガチの論理タイプ」でINTPだった気がするけど、探検家の職人タイプになるとは。
ワイくんの分析 #
整備士は確かになりたいと思った時はあった。それは車に乗り出して、自分で修理したりが楽しくなってからだしなぁ。エンジニアとか技術者も今思えば向いているとわかるけど、自分が歩いてきた道がそれは逆で、コンテンツを消費する側だったから、作る側・提供側に立とうと思えなかったのもある。
自分の論理思考はプログラマー向けだと感じているから、高校生くらいにプログラムをガッツリ触っていたり、ITバブルと噛み合っていれば、また違う人生だったかもしれない。
あの頃は画面に「Hello World」を表示させるコードを書いても、なんの感動もしなかったし、むしろ関数が苦手すぎてプログラムとは無縁だった。逆に、作りたい物があれば、分解して必要なものを用意するのは得意。
なので、生成AIでコーディングが可能になってからは、以前よりもプログラムに関わることが増えている。
MBTIの結果は「ISTP」(Claudeの引用) #
プログラマーに向いているといわれても、時すでに遅しだから、ブログライターなりウェブライターとしての可能性について深堀りしてみた。
ISTPとしてのあなたの強み(論理的思考力、現実的アプローチ、適応力など)はウェブライティングでも非常に役立ちます:
- 複雑な情報を論理的に整理し、わかりやすく伝える能力
- 効率よく情報を集め、実用的なコンテンツを作成する能力
- 状況に応じて文体やトーンを調整する柔軟性
- 無駄を省いた簡潔な文章力
もしテクニカルライティングやIT関連のウェブコンテンツを専門にするなら、エンジニアリングの知識とライティングスキルの両方を活かせる領域で、ISTPの特性が特に活きてくる可能性があります。
独創性はないとわかっているから、小説とかフィクションで書くのはホント苦手。現実で起こったこととか、難しいと思われる知識を咀嚼して、わかりやすく伝える組み立ては得意。
このことから、「アラフィフのエンジニア経験ゼロでも生成AIを活用したプログラミング」みたいなコンテンツ作成が向いているとわかる。
……まぁ確かに、今までプログラムに一切関わってないなら、Gitのインストールで詰まるとか、コードエディターでプロンプト使うために環境変数をいじるとかなんだオイてなる。この経験をテキストにしていれば、大きなコンテンツを作れていたのになぁと後悔している。
MBTIの歴史 #
MBTIの歴史は、ユングの心理学理論から始まり、現代まで発展している分野。
MBTIとは「マイヤーズ・ブリッグス・タイプ・インディケーター」(Myers-Briggs Type Indicator)の略で、その起源はスイスの精神科医カール・グスタフ・ユングの心理学的タイプ論。ユングは1921年に著書「心理学的タイプ」において、人間の心理的傾向について理論を発表した。
この理論を実用的な性格診断テストとして発展させたのは、アメリカ人の母娘、キャサリン・クック・ブリッグスとイザベル・ブリッグス・マイヤーズ。彼女たちは1940年代に、ユングの理論をもとにMBTIの開発を始めた。
イザベル・マイヤーズは、第二次世界大戦中に人々の適性を見つけ、適切な職業配置を助けるという目的で、この指標の開発に取り組んだ。彼女は1962年に「The Myers-Briggs Type Indicator」という本を出版し、MBTIを広く知らしめた。
1975年には、MBTIの管理・開発を目的としてCPP社(現在のThe Myers-Briggs Company)が設立され、MBTIはより洗練されたものになった。
1980年代から1990年代にかけて、MBTIは企業研修や教育機関で広く使用されるようになり、世界中で翻訳され、普及していくことになる。
現在、MBTIは世界で最も広く使用されている性格診断テストの一つとなっており、170か国以上の言語に翻訳され、年間何百万人もの人々が受検している。
ただし、心理学者や研究者の間では、その科学的妥当性について議論もある。多くの心理学者は、より実証的な「ビッグファイブ」性格特性モデルを好む傾向にあり、MBTIは依然として人々の自己理解や他者理解のツールとして人気を保っている。
日本でMBTI診断がはじまったのはいつからか #
日本でMBTI診断が導入されたのは、2000年9月頃からだったらしい。
2000年から24年間使用され、のべ3000人の有資格者が誕生している。今日では日本でも19万人以上がMBTIのフィードバックを受けており、企業研修や人材育成、キャリアカウンセリングなど、様々な場面で活用されている。
この説明文は違和感があるよね。
企業研修で使うといっても、企業に入った時点で「なりたい自分」はある程度見えているはず。企業として知りたいのはおそらく、「どの部署が最適か?」だろうし、潜在している能力を働きながら見つけるより、手っ取り早い手段として活用する程度なんじゃないか。
入社前の健康診断と同じで、性格診断を義務化しておけば、知りながら探すよりも、客観的なデータから個人を探ることができる。MBTIの結果で向いてない人間を省くことも可能になるが、それは雇用面で炎上するだろうなってのはわかる。
個人的には、将来の「なりたい自分」に確証がないとか、ある程度の個人差が生じてくる学生時代にこそ受けて欲しいと思う。
MBTIの資格があるみたい #
MBTIの公式資格は「MBTI認定プラクティショナー(MBTI Certified Practitionar)」があるらしい。日本では「MBTI認定ユーザー」と呼ばれている。
この資格があると、人事部では有利に働くことがあるだろうし、教育分野でも進路のカウンセリングで役立つかもしれない。
「取得したいけど難易度はどうなの?」と思った人に、ざっくりと資格取得までの道のりをメモ。
- 研修プログラムの受講が必要で、通常4日間程度の集中研修を受ける必要がある
- 研修費用はかなり高額で、日本では30万円前後かかることが一般的
- 難易度としては、心理学の専門知識がなくても取得可能だが、研修内容の理解と実践が求められるため、一定の学習コミットメントが必要
- 資格更新が必要で、定期的に更新講習を受ける必要がある
受講すれば取れるレベルとはいえ、30万ほどかかるのはけっこうアレかもしれない。テストを自作するとか、結果に対するカウンセリングの的確さを重視するだろうし、「他に任せるより自分で確実にやりたい」と感じている人向けかもしれない。
だってMBTIはウェブ検索すればいろいろ出てくるし、質問に答える形で出来るウェブサイトも数多くあるし、なんなら公認のテストだって有料ならすることもできる。
あったら履歴書で目を引くだろうけど、それを披露できる機会が生涯でいくつあるんだろう……? て思うと、特定の業種に限られるかなと。