日本人はマナーがいいとか、治安がいいとはいわれるが、無人販売には万引問題がつきもの。
しかし餃子の無人販売はなんとかなってる不思議。
万引多発で中止になった宇都宮の焼き鳥店
無人販売の是非が問われたのは、万引多発で中止にした焼き鳥店の話。
店先に冷蔵庫を設置して、真空パックにした焼き鳥を4本入り一律500円で販売していたそう。
かなり良心的であり、購入側の良心も問われる営業形態。
冷蔵庫横に代金箱を設置してあるだけで、防犯カメラなどのセキュリティ面はゼロの営業。最初はトラブルなく売れており、可能性を感じたらしい。
状況が変化したのは1ヶ月後。
万引が目立ちはじめ、在庫が全てパクられることもあったそう。
治安がいいだの思いやりがあるだの、日本人の魂を褒めることは多々あるけど、居るところには居るもんだなと再認識した件でしたね。
餃子の無人販売モデルが最強なのでは?
「餃子の雪松」は24時間無人で冷凍餃子を販売しています。
関東からはじまり、今は東日本をほぼ網羅して、近い西日本と北日本にも店舗を持つ強い店。ここの販売スタイルは、浜松市に出店する他の店が真似ている感じ。
餃子は36個1パック1,000円。欲しい分だけ料金箱にお金を入れて、餃子を持ち帰るだけ……簡単でしょ?
考えようによっては、いくらでもごまかされるタイプなんですが、先の焼き鳥みたいな話は聞かない。
やはり密室空間に防犯カメラがあるのが、最大の抑制力になっているのでしょう。……ほんとに見ているかは知らないけど。
防犯カメラの映像は証拠として最強
無人販売なら、売上と減った商品を照らし合わせれば、”やられた”ことに気づくことはできます。
難題は「誰がやったのか?」を証明すること。
カメラで24時間の映像が残るとしても、何時やられたのかを判断するのは難しい。日々の売上を見たあと、前日の24時間分の映像を見直すとか、軽く死ねるし無駄な作業ですよね。
仮に冷凍庫に鍵をかけて、電子マネーの支払いでロック解除みたいなシステムでも、開いた瞬間に全部持っていかれる可能性もあります。
でもなぜか、餃子の無人販売は、どこも雪松モデルで継続しているんだよなぁ……。採算度外視なのか、それともチップが多いのか、謎。
いずれゲート認証の無人販売も当たり前になるんだろうなぁ
無人コンビニは実証実験をやっていますが、普及まで至ってない感じ。
まあ現状でもサービスに困らないし、レジ横のケース惣菜を売りにくいし買いにくいから、現状の対面で十分ではないか? と思います。
飲食は新コロのおかげで、新たな販売経路を模索し続けている最中。
最近は冷凍自販機が幅を効かせており、ラーメンからお菓子にイタリアンに中華など、24時間買えて家で楽しめるメリットがウケています。
各地に冷凍真空処理する食品工場を作ればさらに加速しそう。とはいえ、”元にもどったら”を考えると、どうなるかなーって悩みます。
コメントエリア